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大木武監督の三年目の続投に始まり、娘と観に出掛けたファジアーノ岡山戦に勝利したまでは良い展開だったと思う。FC琉球からの移籍で期待の富樫選手が絶好機にシュートを外し、守りの要だったDF竹田忠嗣が負傷したあたりから風向きが大いに変わって勝てない、いや負け続ける試合がぞろ続いた。あの好調だったFC琉球に意外や勝利して以降、8連敗しての先週末のホームゲームであった。6月中旬には大木監督は実質の解任で、北野誠監督を新たに迎えた。岐阜市民は無料招待とあって以前から家族で出かけようと話していたのだったけれど、長女は宿題を済ますことが出来ずまた、次女には18時キックオフは遅かろうと、私一人が家族代表で出掛けたのだった。意外にも雨上がり、近くの駐車場にも停められて意外な展開を試合にも期待した。
一旦はいつものホーム側ゴール裏に陣取ったのだったが、前半のFC岐阜シュートを念じる意味で珍しくアウェイ側ゴール裏、つまりは前半のFC岐阜がシュートを入れるなら目の前で見られるはずの側へ回り込んでみた。すると、移動してじきに予想した通りの展開、つまり私の目の前でそのシュートシーンが見られた！ 明らかに押されっぱなしの格下の岐阜が、ワンチャンスのカウンターで得点をモノにし、まさかまさかの先制シーンであった。
しかし、試合を支配するのは明らかに東京ヴェルディであり、ディフェンスを分厚くして得点されるのを凌ぐシーンが連続、前半終了間際にPKを与え同点に追い付かれて前半を終えた。後半など私の目の前で試合が展開するのが殆どで、奪った幾度かのチャンスも「どう攻撃していいのだかワカラナイ」といったプロのゲームらしからぬ展開に、会場で観ていたはずのSKE48松井珠理奈ちゃんもきっとヤキモキしたに違いない。あ、してない？ グランパスなら興味ある？ あいや、ドラゴンズ？
現状では得点しないことには残留は叶わぬ夢、富樫選手か11番もしくは横文字フォワード選手が意外な発奮を見せないことには陥落の現実が間近であろう。
これまで、ギラヴァンツ北九州が落ち、カターレ富山が、ガイナーレ鳥取が落ち、栃木SCが陥落して這い上がりまた、三兄弟のようだった讃岐や群馬がいよいよ陥落して、そんな中でも首の皮一枚でJ3陥落を凌いで残留し続けたFC岐阜。
遅いキックオフの、雨後の、大枠の無料招待があって6220人という来場者数をどう見るかであるが、こんな連敗最中でも、応援を止めず励まし続ける方々には敬意を表したい。出来の悪い息子を見守り続け応援続ける親の心境だらう。
FC岐阜を温かく見守ることと、子育てを諦めないことは、私の中で同義で、ワタクシの一つの大きなテーマかもしれない。
現在、ダントツのドベ(最下位)であるが、今年もJ2残留を信じ、それを念じたい。
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