昨日は何の流れか、山梨県富士吉田市へ行くことになった。
中一長女が友達と連れ立って「まふまふ」というののライブに行くというので、自力で往復させるわけにもゆかず、家族で出掛けることになった。まふまふとは？
長男は結局起きられず、留守番する話になって朝7時過ぎに出発した。岐阜から山梨は遠い。諏訪経由で昼過ぎに到着したのがあの富士急ハイランドで、家内がライブ開演まで行列に付き合ってくれる間、私は富士浅間神社へ行って来い、と。楽しみにしていた湧水の「泉瑞(せんずい)」は、果たして涸れていた。あかんがな〜。
富士浅間神社は富士登山道の吉田口の起点であり、今回来られなかった家内は何時かここから芙蓉峰の頂を目指したいという。
ライブ会場まで二人を見送った家内と次女と偶然に駐車場で再会出来て、足を引こ摺って遊園地へ。入園料無料で、我々の様なチョイ乗り一派にはハードルが低くてかなり良心的といえる。夏休み最終週末、とはいえ夕刻なのでそうは混んでもいない。家内次女はジェットコースター入門編のマッドマウス、私は絶叫系で且つ並びの少なく且つ、料金お値打ちなレッドタワーへ。
隣は「ヤバッ！」を連呼する女の子で、地上52mに持ち上げられるまでその二文字半ばかりを口にした。自由落下開始から最高時速65�劼謀�達し、ふわりとブレーキがかかるまでは黙っててくれた。その後はまた二文字半。
墜落の感じがどんなだかに興味があって乗ったのだったが、メガネを外されるため、私の恐怖心は殆ど喚起されなかった。心拍数も酷くは跳ね上がらなかった。落下時の感想は、切ない感じと言えば伝わろうか。乗車から下車まで、声は一言も発しなかった。一人なので。
眼鏡を外されたらどれもあまり変わらない気がして、それ以外の絶叫マシーンへの興味が失せてしまった。また、与えられるばかりのアトラクションへの興味にも。しかし、危機管理ばかりが声高に叫ばれる今の時代に、これら絶叫マシーンの安全強度の計算って一体どうやって弾き出されているのだろう？ 全くもって謎である。
三人がそれぞれ一乗りして満足し、夜のキラキラピカピカの世界から脱出した。花火が上がり、ライブ会場から出てきた満足げな二人を20時前に迎えて、また往路戻った。帰宅は24時半頃。
私の世界からは対極にあった昨日だったが、子供がハケたらいつか夫婦で絶叫してみるのもイイかもしれない。
あ、忍野八海に行きそびれた！
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