【9/7】
台風15号接近前の、この残暑に乗じて今夏を振り返る。
予想の通りに今夏もやはり暑かった。昨夏の暑さを経験して、今夏の酷暑も予想されたわけであるが、来年以降もきっと続くであろう、この暑さは。
それはそうだ、暑いと言っては自制もまた自省も無く個室のクーラーを考えも無くonにし、唯でさえ炭酸ガスを発生する自動車を運転するドライバーのほぼ9割方が窓を閉め切りクーラーを掛けている。自室は涼しい半面、車外室外に熱風が吐き出される。「自分さえよければ」、、、これではイギリスやトランプを嗤えない。
岐阜くんだりの田舎ですら感じるのである、都市部では猶のことだろう。最早逃げ場無し、というのに。
今、向かいの校庭ではサッカー部が強い日差しの下で心身を鍛錬している。
怪我をして、身動きの取れない立場になって、ノウノウと山登りにうつつを抜かしてきた我が身が一体何だったのか、とまで思う。黒部横断だ？ 美しい一本のライン？
その際に読んだ姜尚中氏の著作には、大いに自省を促されまた、勇気付けられもした。
アレックス・オノルド氏の、また中嶋徹氏の行為はただ純粋に美しい。人類としての限界を押し広げ、自己を忠実に表現できる稀有な方達である。大西良治氏も倉上慶太氏もこの系譜といっていい、表現者として実に素晴らしい。
【9/9】
今朝、NHK第一ではゴダイゴの「銀河鉄道999」を流した。2019/9/9と言うことらしい。
そんな今日は今日とて、仕事空白日の家内と、登校にあら不の息子と映画を観に出た。あの和田さんも観たというのでその気になった「天気の子」を。
映像美に惹かれるのは解る。ただ、腹に堪える映画には感じなかった。知識と知恵の盛り具合と言おうか、考えさせられる領域の厚みが、先だって観た「喜劇・各駅停車」程も無かった。
思慮も無くクーラー掛けまくってっと結果、異常気象を誘発して沈んじゃうよって言うだけの話ならまだ判る。まあ、生き逢えてヨカッタ。
私の意見とは無縁な場所で、家内は家内でこの新海映画を随分と嘆き、今宵は不機嫌ですらあった。長女は大泣きしたそうだが、次女と長男はそうではなかった。これをどう捉えようか。辛い？
夕刻、歯の治療に出掛けたが今、歯痛が辛い。
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