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晦日の翌日である一日というのは、その月を占う意味で大切な日であり、アウトドア労働者にとって出られるものなら仕事に出るべき日である、というのが私の親方キヨッさの言い分であった。
閏日であった昨日2/29、下山して柳ケ瀬に映画を観に出るために乗った岐阜バス車内広告に、ホリデーパスと称する一日乗り放題券が発売されているとあった。有効期間は折良く翌日3/1から5/31までという。
本日3/1、早速そのホリデーパスを購入し乗車した。折角なので二枚、510×2=1020圓也。
バスはかなり好きな乗り物である。電車よりも好きだ。
25の時に外国を西へ西へフラフラと旅行していた頃も、電車よりもバスを好んで乗車し、移動していた。市井の人達の暮らしぶりがつぶさに観察できる点が大きかったと思う。メキシコの乗り合いバスなど、流しのギタリストが突如乗り込んできてがなり、被っていた帽子をひっくり返して銭をせびるという風景が日常に溶け込んでいて実に楽しかった。
近所から関美濃方面に乗ろうとするも、タイミング悪く意外に本数も無く岐阜駅方面に乗った。岐阜駅起点ならば色々とプランも浮かぼう、と。
のんびり構えていたために、乗ってみたかった「塩後」行きのバスは発射、いや発車したばかりで次は午後もいい時間であるために諦めた。【尚「塩後」はシオゴ(表記はショウゴ)、地元民はショーゴと発音する。普通、エンゴって読みそうだが、こういうのはちゃんとルビを振るべきだらう。】板取方面も洞戸方面も美濃方面も、土日祝日は便数が減っておりタイミングがどうにも合わなかった。数分の乗り遅れというのがあったり。
まぁいい、テケトーに行ったこともない方面と、本巣市役所行きというのに乗り込んだが、客は私含め三人のみ。平日のロイヤル劇場も真っ青な在り様である。
公共交通機関を駆逐するまでの勢いで自家用車が普及するこの日本は果たして健全なのか? 私のような貧乏所帯が二台持てるほどなのは感謝するべきなのだろう。だが、しかし、、、、。
往復して岐阜駅に戻り、振出しに戻った。一体、何をしているんだろう私は。
24年前のバスの記憶が蘇っただけでも収穫としたい。
お、「薪を焚く」読んでますね。北欧のベストセラーだって書評で読みました。フラフラ〜と行方のわからないバスに乗ってしまうエッセイ「スバらしきバス」って本、おもしろかったですよ。
https://www.yamareco.com/modules/diary/826-detail-88677
流石は御目が高い。毎日新聞の書評で読んで、バイト代で買いました。
そう、マイカーに戻る山行は完成度が一段低いと常々思っています。
新宮〜大和八木駅のバス路線もそそられますが、今の私は新宮から高野山、橋本駅を徒歩で繋ぎたいと昼休みに地図ばかり見ています。
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