「聖職の碑」の撮影、いやキャメラは例の大作氏で、暴風雨シーンでは思わずカメラの防水対策が気になって気になって仕方がない程の吹きすさびっぷりであった。トムラウシ遭難もそうだったが夏山と言え、悪条件があそこまで揃うと悪状況に追い込まれてしまう低体温症とは恐ろしいものである。
「アラスカ物語」の撮影も大変だったことだろう。雪原に単身(+橇犬)やってきた(今や落語家の)三林京子氏と雪原での風雪下、簡易テントで睦び合うシーンにはジーンとした。シリアスな映画だったが唯一「酋長」の登場シーンに劇場内で一人笑ってしまった。
今、山の現場で作業を共にする同僚で班長のY氏はかつて某山の会にも属して共通の知人もいる間柄であるが、昼休み等に焚火を前に共通の趣味のジャズ観賞や登山の話をポチポチとする。そんな中で出た話が新田次郎は読むかというもので、私は寝床に置いてある「孤高の人」が全然読み進まないと話し、そういえばロイヤルで新田次郎原作特集が上映されますよ、と話すと氏は「聖職の碑」は読んだ、という。「いしぶみ、って読むんや。それとアラスカ物語は去年読んだばっかり」と! 身近にこんな人が居る不思議さにほとほと感心してしまった。
劇場を出しなに何気なく見やったチラシにはホセ・ムヒカ氏が載っており、映画化したその監督は何と!エミール・クストリッツァとある!! 傑作「アンダーグラウンド」や「白猫黒猫」の、あのエミクリがっ。
客も居らずガラガラなので観に行こう、と思いきや緊急事態宣言発令で劇場が閉鎖された! あ、はい。静かにしています。
そんなこんなご時世ですが、今年は将棋頭山に登ってその記念碑(慰霊碑ではない)に手を合わせたい。
新田で思い出したが、かつての麻生総理大臣が今回のような国民への給付を行った際「これは私の受け取るお金ではないっ」と、林業従事者という決して多くない収入の身分でありながら受給を拒絶した家内ママ友の旦那が居てほとほと感心したものだった。
遂にロイヤルも閉鎖ですか!エミクリのムシカならみたいですねえ。
将棋頭は、ぜひ奈良井川源流からのっこしましょう。
聖職の碑は、小学校で見た。信州教育界で必修だったみたい。
源頭に残雪ある時期に奈良井川を詰めて「聖職の碑」アタックし、2002年10月27日に登り残した小黒川源頭を回って奈良井川に戻って来る一泊二日山行が良いでしょう。信州教育界はレベル高いなぁ。
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