邦画の名作と誉れ高い巨匠・内田吐夢監督の作品「飢餓海峡」を観に、ロイヤル劇場へ。
この映画は1999年あたりに札幌の公民館に類した施設で一度観ている。20年程前の私の記憶がどうだったかの検証でもあったのだが、やはりスッカリと忘れ去っていた。記憶とはかくも便利なものである。
映画の最終盤に牢獄内で三国連太郎が叫ぶ「七重浜」に、私は二年程暮らしたことがあったために余計、本作品には思い入れがあったことに飢餓、いや気が付いた。
左幸子が「犬飼さん・・・。」と大恩ある三国の爪に身悶えするシーンが白眉であったか(違うか)。伴順三郎の名演は忘れてはいなかったものの、高倉健の出演はスッカリと忘れていた。まぁそう、いきり立たんと。八重の父、杉戸長左衛門役で登場、「砂の器」にも重要シーンで現れた名優、加藤嘉の職業は私と同じ樵であった。キツいよね杣は、湯治でもしないことには。
本作は水上勉(みずかみ つとむ)の原作であるが、同じ頃に観た「雁の寺」も実に良い作品だった。
スポーツの日である今日はスポーツはできず、骨折で山に行けない飢餓状態から自宅で今後の山行計画を立てていた。それにしても飢餓いや、怪我をしていなかったら今日の今頃、黒部の沢に居たろうか、と想像しながら。
この人とはこんな山行、あの人とはあんなに御一緒願いたい、ヨネヤマさんとはアレに行こう、ガオロ氏とはこの記録の無い山行をお願いしようとヤマレコで計画作成していたら玄関でピンポンと鳴って、誰あろうそれはガオロさんであった! 何という、、、何と言う偶然か!!
鳥信の皮肝をお土産に、見舞って下さった。何でもキャニオニングガイドからの帰途とのこと。
早速、今後の計画についてお話したが、何にしても骨折が治ってからですね。話すと流石は事情通で、私の知らなかった情報がポロポロと出てきて大変参考になりました。ガオロさんも事情あって山登りは秋からの復帰とのことで、お互いに治ったタイミングでまずは一本宜しくお願いします。
七重浜、いつか家内と再訪したい。
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