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コロナ禍、水害と社会不安が渦巻く最中、中宮寺を訪れて菩薩像を拝んだ。
興福寺の阿修羅像と並べて拙宅のトイレの壁に(スミマセン)そのカラーコピーを貼って、いつか参拝したいと思い続けて早や幾年か?
弥勒菩薩の半跏思惟の姿は、56億7千万年後に思索から覚めて下生した際に、どうやって人々を救うのかを考えている姿であると言われている。
実際に参詣し菩薩像にまみえて、その艶めかしい曲線を前にして思わずへたり込んでしまった。十分ほどそうしていたか。
明日をも判らぬこの身には、誠に有難いことに感じられた。
日本に於いて弥勒菩薩半跏思惟像として有名なもう一体は京都の広隆寺にある。中宮寺の仏像はじめ我が国の飛鳥時代の木彫仏像は全てクスノキ(日本特産)で造られている中で、広隆寺の仏像は例外的にアカマツ材製とのこと。
アカマツ! 私が先週受傷した当の木である。
これまで私が伐ってきた木のほとんどは人工林の杉であり檜であり、アカマツを伐倒する機会なぞほぼ無いといっていい位の頻度にして、先だっての受傷原因の木が赤松であることは、広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像と私とは無縁ではない証左であろう。
遠からずこちらにも参詣し、拝みたい。
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