|
灰汁の強いその性格ゆえに岐阜の林業界ではかなり知られた存在で、苦手とする御仁も多いようだ(自分でもそう言っていた)。言っていること自体は筋が通っているので私としては遠ざけたりすることもないけれど、やはり些か、、、、濃い。
実はこのE氏は私の山仕事の親方の親戚筋に当たる男で、親方同様に濃いわけであるが、親方同様に押しが強くて強くて、山の世界はこんな男らばっかりかと思ってかなり不安に思ったのが当時の正直な思いだった(が、今となってはこれは杞憂だったと判り、二人が特別なだけだった)。
なんの因果か、昨年は一度も機会がなかったというのに今年の仕事始めがE氏受け持ち現場の作業道除雪というものだった。当のE氏ももちろん居て、面と向かって新年の挨拶を交わした。隣には高校二年の坊e(息子)もおり、冬休み中とあってか手伝いに来ているようだった。噂ではかなり山仕事を仕込まれているようで、木も伐れるし下刈り機の扱いも手馴れているそうな。大人とも年増のような物腰で対応する、ニキビずらの坊主である。果たして良いのか、悪いのか。
実は私が山仕事を始めた2006年秋、今の勤め先の前の林業事業体が下ろした仕事を受けたのが当のE林業で、私の仕事始めはE林業の補佐だった。始めて何週間後かに、E氏が山現場に児連れの嫁サを連れてきて、その奥さんがスリングに小さな子供を抱いていたのを覚えている。当時はスリング使用は少数派だったので(ウチもスリング活用派だった)、そんなことを会話したはずだ。そこに抱かれていたのが件の坊eだと、翌日の昼食時に思い当たった。あの赤子がこんなにも大きくなる間、私も林業に従事した。
「絶望の林業」なんて本があるそうだが、現場でヤルことは山積みであり、林業に絶望してる暇があったら脱炭素社会に1molでも寄与できるよう化石燃料使わない努力でもするべきでしょう。
遅れましたが、今年も宜しくお願い致します。
blog、楽しく拝見しています
=^_^=ちゃんが2匹に
アヤ様
下のは預かり猫です。上の飼い猫はアヤさんの猫とかなり似た種類に思います。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する