石原裕次郎の日活映画「錆びたナイフ」を。過去に蠍座でも掛かっている。
客は広い劇場に9名のみ。ガランとした劇場内の「禁煙」の赤札を見て唐突に、25年前のシリアでの映画館を思い出した。アメリカ映画だかが掛かる似たような広さの劇場内に人が溢れてスクリーンの真下の空間にも子供たちが群れており、豆のカスが散らばりタバコの煙でムンムンだった。
「錆びたナイフ」;原作は兄の石原慎太郎で、製作に「家族対抗歌合戦」で覚えのある「ターキー」水の江滝子のクレジットがあった。1958年とあって劇中にモダン前のソフトなジャズが挿入されている。流石に63年前のものだけあって、話の展開に目新しいものはなかった。
見栄えのする宍戸錠は、あっという間に消されて惜しいと思った。悪役のボスには弁護士役の方が似合いそうな杉浦直樹が当たっている。小林旭は小林旭だと言われなければ小林旭だと気付かないほどに若い。彼女には、いつものいつもの白木マリ。
共演の北原三枝は、この時代にして御顔がビシッと決まっている。と思えば、彼女は後の裕次郎夫人、石原まき子であったか。
出掛けに見掛けた伊吹山はここ近年になく白い山肌を見せていた。
帰途、通り掛かった旧国道156号線の岩田坂から望まれた御嶽は感涙ものだった(泣いているのは果たして私だけだろう)。ウチの猫程には純白とはいわないまでも、こちらも近年になく白く荘厳だった。
あの頂に今日立った人はいるだろうか?
純白というキーワードで真っ先に思い浮かべるのはダッシュ勝平という不純なワタイでっす。
伊吹山、昨夕、北西面みましたけど、青空のもと、白さがひときわバエまくってました。
お邪魔しマシた
パ、パンツでしたか。
逆さに履けば、た、確かに。
じゅ ん ぱ く♥
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