伊木の森駐車場からは黒くなり始めたながらも例年よりは白くある伊吹山がよく見え、ぴょこんと小津権現も顔を覗かせていた。かつてスキーをよくした班長と「能郷白山が見えてないのが不思議やね」前山に隠れているのだろうと話していたところ、作業を進めて標高を上げるにつれその白い山肌を見せ始めた。やはりこちらは一際白い。
ふと右に目を転ずれば、雑木の樹間から更に大きな白い山が目に飛び込んできた。
数日前まで登っていた御嶽だ。
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濃尾平野から望まれるこの白い山の存在は格別のものがある。長男の名前も拝領した、私にとり特別な山である。
あの山の裾から、二人して延々五日掛け山頂に向けて登ったのだと思うと感慨も深い。涙こそ出なかったけれど、心震える思いがした。
山行以降、体脂肪が落ちてしまったようで連日寒くて仕様がない。二年前の唐沢岳山行のように風邪こそひかないものの、少々体調不良気味の今日この頃である。
今日は母の命日であり、再来年が七回忌に当たる。4年を経て、変わらず悲しい思いが残る。しかし、その悲しみを越えて前に進むほかない。家族があって、音楽があり山仕事があって、私には山がある。希望を胸に携えて、日々を生きる。
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