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阿部政権時代にこれほどまでに取り扱いはなかった「脱炭素」「温室効果ガス削減」の地球温暖化対策に関する記事が、これでもかこれでもかと掲載されている。
1面「中国30年目標据え置き」
4面「ホンダ、2040年脱ガソリン」
4面「温室効果ガス削減せめぎ合い」
6面「2030年木材供給1.4倍」
7面「違法森林破壊2030年ゼロ」
15面「SDGs 絵本で学ぼう」
21面「緑を守り育む 両陛下式典出席」
外圧によるところが大きいが、これだけで菅政権を応援したくもなる。
水素の活用もその一環として報じられているけれど、(結合が強く)そもそも分離の難しい水素を取り出すのに高いエネルギーを消費しているようでは本末転倒に思われる。太陽エネルギーを活用するならまだしも。
太陽光発電というけれど、そのパネルを制作するのに高い環境付加が掛かっているという報道が聞こえてこないのが奇妙に思う。
地球温暖化対策に、林業や木材活用の話が一向出てこないことが私には不思議で不思議で不思議で仕様がないのだが、今日は6面にその手の話題をようやく俎上に載せていたので私も日記に載せてみた次第。
こんばんは！
太陽光発電のパネルの処分方法もまともに決まってないことは問題にしてないんですかね(。´･ω･)?
そもそも原子力発電の廃棄物の処理施設も間に合ってないのに・・・と思っています。
aiko様
コメントありがとうございます。
ペットボトルは企業に対してリサイクルの義務が課せられているはずですが、太陽光パネルについては未だリサイクル法は課せられていない、と。主だった製造元が中国企業だということと関係あるのでしょうか。いずれ処分されるパネル、作りっ放しでは通らない世の中になってきました。
macchan90様
林業と木材活用が盛んになってほしいと思います。大昔、ある東京都の林業家が『欅は成長が早く販売単価も高いので６０年サイクルで植林していけば採算が合う』と言っていました。今もそう言えるのか、またそれはどうなったかは分かりませんが、なんとか林業はじめ第一次産業の採算が合い携わっている方々が潤う世の中になってほしいと思います。何しろ、林業は水資源と自然を守っていくエッセンシャルワークですから。新コロナ禍の中、エッセンシャルワーカー、エッセンシャルワークと叫ばれていますが、一方社会にとって無意味に思えるどうでもいい仕事（プルシット・ジョブ）であればあるほど、より高収入を得ている、そして逆に本当に社会にとって必要な仕事ほど低収入になっているという分配の現実を正面から大問題にした新聞記事は見たことがありません。幾ら環境問題に対応しても、分配の大問題も併せて修正していかないと取り残される人が増々増加してしまいます。これではデストピアです。木材といえば、アマゾンや東南アジアの森林伐採、そして輸入大国の日本のあり方も問題で、国産材を活用するべきだと思います。
注釈：『ブルシット・ジョブ』や『ブルシット・エコノミー』という概念は、負債論の著者デヴィット・グレーバーが唱えているものです。
yasuji様
今晩は。コメントありがとうございます。
身贔屓でもないですが、木材の活用は地球温暖化対策の一本の大きな柱だと思っています。学識者には声を大にして訴えてもらいたいものです。材価がこれほどまでに安いと採算が合うのはいつのことやら判りませんが（収入が少ないことは諦めています）、生業としてあり続ける業種であってほしいものです。何より実際に木材の活用をしたり(薪や木工)、作業中や登山中に考えたりすることが今は楽しいです。
『ブルシット・ジョブ』の邦訳「●●どうでもいい仕事」はちょっとちょっとですね。職業に貴賎なし、ということで。仕事から生活からの一挙手一投足が、すべての未来に繋がっているのだという自戒の下で毎日を思慮深く暮らしたいと思います。
macchan90様 おはようございます
誤解が無いようにと、macchan90さんが気を利かせてくれて書いてくれた『職業に貴賎なし』は、その通りで、そうあってほしいと思います。
日記を読まれる他の方で、もしや誤解もあると思い、追伸します。
世界の人々に多大な影響があるだろう米国大統領、例えばオバマ大統領の現役の時の年収は40万ドル（約4000万円）といわれています。（ホントかどうか分かりませんがトランプ大統領はその報酬を寄付をしたとか？）。リタイヤ後は年金や講演料収入などで順風満帆なのだそうですが。一方スタープレーヤーでは何十億円以上というような莫大な報酬を得ています。この仕事の重要度と収入が甚だしく逆転している社会は破綻するとグレーバーは警告していると思います。日本のバブル崩壊や金融危機の時も、例えば会社の1000万円、2000万円、それ以上のプレーヤーの年収を一時手にでもいいから500万円に下げ、その差額分を若年層に回したら、雇用を守れたはずなのに、全てとは言いませんが残念なことにそういった会社や社会の大きな動きはありませんでした。新コロナ禍でも似たようなことになっていると思います。
そうそう思い付きですが、重要度と報酬のアンバランスを是正していくと廃棄物処理の費用も捻出できるようになるのではないでしょうか。
※グレーバーの『ブルシット・ジョブ』を図書館に予約入れ順番待ちをしています。かなり人気があるようで、現在私は17番目ですので、今年中に読めるかどうかです。
yasuji様、今晩は。
昔の昭和映画を観ていると、地方公務員たる刑事がボロボロのアパートに暮らすシーンを目の当たりにして、今では立派な車を所有してかなり高級な暮らしをするのを知るにつけ複雑な思いに駆られます。半面、母子父子家庭の生活苦の報道を知るや、この不平等を解決する手立てはないものかとも思います。
「〈コモン〉の力で社会変革を！」と斎藤幸平氏が言っていたような。あとは、金にはなく真に心の充足を求めるべきでしょうか。
macchan90様 こんばんは
公務員給与は高どまりで安定しています。昔は公務員や教員は家を継げない次男三男がなっていたのではないでしょうか、彼らが一大勢力になって既得権益を持つようになっていき、今やその利権を子供たちが継ぐという世襲制とも疑われるようになっています。
先ずは最低賃金を1500円以上（現在の貨幣価値として）に引き上げ、非正規であっても1ケ月20日8時間働けば、なんとか自立した生活ができる社会にすべきだと思います。併せて外国資本の割合も減らし日本人本来の従業員を大切にする経営者（松下幸之助のような）が実権を持ち、雇止めを起こさないことが必要だと思います。
斎藤幸平氏の本も図書館の人気本で私の予約は27人目です。斎藤氏が『SDGsはアヘン』だと主張していますが、読んでいないのでどういう意味か知りません。ただ確かにいろいろな分野で言うようになっていて、それってSDGsにこじつけて実は自助共助に押し付けているのではないか疑いたくなります。例えば福祉行政で想定されるのは、『”誰一人取り残さない”ように皆さん自助と共助でよろしくね』みたいに利用されそうです。実はコモンというのは知りませんが、社会資源の共用化をいうのでしょうか。全体として無駄が省けるように思います。それから経済のスケールダウン（スリム化、小規模化）と多角化をして業態変容をし易いようにすることもよいのではないかと思います。macchan90さんが関心を持っている薪や木工も、林業の多角化ではありませんか。
先ず食べていくお金が大事だと思います。それから足るを知って心の充足があると思います。いきなり心の充足ができるのはもはや聖人です。
ＰＳ：ついつい、また偉そうに返信してしまいました。お許しください。
ヤスジ様
返信ありがとうございます。地球温暖化やコロナ禍で時代のステージがすっかりと変わってしまった気がします。日本は少子高齢化人口減少もあり、経済偏重ではない健全で慎ましやかな暮らし向きに変化することを願っています。人が人として大切にされる世の中になることを。
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