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会場参加は、外道クライマー宮城氏／冒険登山米山氏のダブル講演以来の事で、宮城氏は今？ 尚、今回米山氏は聴く側としての参加があった。会場に入ると、ウルタル�曲�初登頂の写真が否が応にも目に入る。ここには原真氏の気配も残る？ 残念ながら支部長は気胸で不参加とあった。
過日テレビで拝見した、清水氏の登壇が16時で17時半過ぎまで著書を中心とした岐阜の山々の紹介があった。
選ばれた百の山々の中には夏道登山道のないものも含まれており、雪山藪山沢登り、とオールラウンドに登れないと完登は叶わない。しかしこれはそう言った手合いの本にない。あくまで「森の国水の国岐阜」を体感するヒントを与えるソレである。判る人には金華山でわかるであろうし、百の完登を経ても判らない人には判らんだらう。
読めば判る通り、各項の中には地理や植生、気象、歴史、経緯といった多くの情報が品佳く詰め込まれており、一個人により5年という短期間で作成されたものとは思えない質の高さである。また、登山者の記録にありがちな暑苦しさが全く感じられず、穏当で品性高い作文群で、書き古されてきた超有名山岳の項にそれがよく表れていると思う。
講演では岐阜の山々に対する愛情が常に感じられて、同郷である私にとって心温かくなる時間であった。それというのも、これまでの登山から岐阜に山に自然にささやかな恩返しがしたいとの思いがナカニシヤ出版からの上梓に繋がったとのお話だった。扉に頂いたサインの横には「岐阜山岳は日本山岳の心髄」とあった。
帰途、東海道線でお話しする機会を得たが、物事に対する関心の持ちよう雰囲気がガオロ氏に、話し方がごく最近復縁なった博識フリカケ氏(仮称)にソックリであった。同世代にも当たり、きっとお三方は馬が合うに違いない。
なお、ディスタンス懇親会では剱大滝の番組を作成したプロデューサー氏と話す機会もあり、今後の山番組の行く末が話題にも挙がった。
最後に、この本は残るだらう。岐阜県の山を志す登山者は必読でせう。
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