昨日、所属する森林組合で健康診断が行われた。
体重が、昨年に比べて5キロも落ちていた。55からの50Kg。え?
「癌じゃないの?」班長に軽〜く言われた。あながち冗談とも言えない。
というのも、2,3ヶ月前から登山中の昼食(きな粉ひねり、チーズ食パン)時の飲み込みに違和感があった。加齢と、水分が摂取しにくい状況を理由にそんなものだろうと思うようにしていたのだったが、先月末に掛かり付けの医者・Kyon-kyonに血液検査の序でにそう伝えたところ「それは咽頭がんの可能性あるなぁ。胃カメラ飲んどき、日赤、紹介するでぇ。」とこちらも軽〜ぅに言われた。癌かぁ。
母も癌だった、先週亡くなった叔父も肺癌で亡くなったばかりで癌家系とは言わないけれど、糖尿と癌は傾向としてあるのだろう。
昨日の午後の間伐作業中は「もしも癌で、余命を生きるとするならば」というテーマで頭の中は考えが巡った。死ぬまでにやっておきたいことは。
登りたい沢についてはこの際、置こう。そんなことは前回の日記に書いた。
それでも家内とは黒部の支流、御山谷に登りたい。黒四ダムからアクセスも良く、難場もなく、霊峰・立山への登路となる一泊二日の大らかな沢という。
家族とは、、、、食卓で五人、夕食を囲めるだけでその有難みを感じる。これは当たり前のことではない。そんな目でその日の夕食時、家族を見まわした。
登らなくていいので鳥海山にはもう一度足を運びたい。海岸の湧水に今一度、手を浸したい。
体が動かなくなる前にもう一度、大きな木を伐っておきたい。杉は八尺、ヒノキは七尺台の大径木の伐倒を、大汗かいてまた伐ってみたい。今は間伐のチンコロ伐りばかりなので。
【追】キンセイランはもう一度、目にしたい。竹橋の東京国立近代美術館にも行っておきたい。
頼まれ事もやらなければ。薪ストーブ設置に、知人別荘の草刈り。
海外溯行同人の記録集積は、この三年間ぶら下げ続けている懸案でもある。何度か記録の依頼をしたのだが、若い人達は忙しいのか私に人望が無いからか一向送って寄こさない。自分たちは過去記録の恩恵に預かったというのに、それを返す気はないらしい。
山道具は。キャメロットはクラック流行りの大学山岳部現役に寄贈しよう。超レアものの、ビッグブロも有るでよ。
レコード、CD、山の本はどうしよう。収め処の出来たハルキムラカミ氏は心からホッとしているのだろう。そんな気がする。
今回の健康診断には胃カメラの項目は無かった。
来月、検査してこようか。
喉の違和感に気づけた事は、まだ生きろという啓示と思います。
実は僕も7年前に違和感あって検査を受け、超早期で大腸癌を摘出できました。
まっちゃんさん、やるべき事がまだたくさんあるようですから、
来月になったらと言わず、来週早々にも検査の手続きをしてみてください。
以上、おせっかいでした。
ここ最近「足るを知る」どころかヤリタイことに絡めとられている自分に少々嫌気がさしたこともあって、こんな作文をした気配もあります。
ただ、今回の検診でキッカケがもらえたことには感謝したい思いです。早ければ早いほど良い、週が明けたら手続き踏んでみます。コメントありがとうございました。超早期摘出、でしたか。
かれこれ13年ほど経ちますが、ハイジに肺がんが見つかりリンパ転移もあって余命9ヶ月と告げられました。大きな癌だし心臓や動脈が錯綜する肺の真ん中では手術ができない状態でしたが、結果として放射線治療が功を奏してがん組織が縮小し、不思議に増殖が抑えられ、現在生存しています。今では癌といっても生存率はかなり上がっているようです。ストレスを貯めないためにも楽観的な気持ちを持つことも大切だと思います。
若かりし頃、過去のこと未来のことへの思惟が巡りながら歩いた四国遍路で、道端に咲いていたタンポポの美しさに涙したことがあります。今ここへの意識が大切であることに気付かせていただきました。しかし日々の生活についつい忘れてしまい、過去や未来への思いに右往左往してしまいます。やはり、身近にあることや身近な人へ思いが一番大切なのではないでしょうか。事態はそこから始まり、全てに繋がっていくように思います。
ハイジ氏にそんな過去がおありでしたか、ご両親にとっては大ごとだったことでしょう。
前回頂いたコメントにもありましたが、今回の件を生活改善のきっかけにしたく思います。
今回立ち止って、今という時間を考え直す機会と出来たことは幸いでした。
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