緊急事態宣言が解除され、日本山岳会東海支部が京都・滋賀支部に殴り込みをかけるかのような、講演会『野性の山へ〜北海道の山・奥美濃の山』が10月16日に開催された。
講師としてヤマレコでおなじみ?のyoneyama氏と、春に「岐阜百秀山」を上梓された清水克宏氏が登壇された。
秋の京都を訪問する折角の機会と、それら講演会に参加するついでに(あくまで序でです)講演までの時間、持ち込んだ自転車で京都の街を南下した。
貴船口から走って晴明神社に参詣した後、近所で食事を採っている最中に山と高原地図「京都北山」を眺めていると、太秦近くに印した赤丸文字が目に入った。
『広隆寺』
そうだ、京都に行こう。ではなくて広隆寺に行こう。弥勒菩薩半跏思惟像を観に行かなくては!
40年振りの太秦映画村、には行かずに路面電車を眺めて、その向かいに楼門のある京都最古の寺ともいわれる広隆寺へ。
脱毛、いや脱帽して像のある霊宝殿に踏み入るや、、、、、、暗い。文化財保護の観点から照度を落としているのは理解するけれど、如何にも暗い。暗がりに目を慣らして進むと、仏像群の中央に鎮座ましますその仏像こそが、国宝(彫刻)第一号「弥勒菩薩半跏思惟像」だった。
何とも美しい。溜息が出た。
時のたつのも忘れる程に、見入った。
昨年拝観した中宮寺の半跏思惟像と対に語られることの多い仏像だが、昨年も痺れたけれど、今回もまた同様に痺れた。
そのお陰で、講演会に遅れてしまった。
両講演は、名古屋の東海支部で聴いた内容よりもバージョンアップしており、熱を感じた。
その熱冷ましに、四条河原町へ繰り出して懇親会でビール飲み放題してクールダウン。
気の利いた民泊ゲストハウスに講師陣たちと投宿して、そこでも酔いどれた。
京都、何とも洗練された街だこと。
コメントありがとうございます。
林業に従事する私としましても敢えて申せば、赤松という材質から広隆寺の弥勒菩薩をお慕いしたい。
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