ロイヤル劇場で「ギャング対Gメン」を観終わり、高島屋の「大北海道物産展」で三度目のソフトクリームを舐め土産を買い、二人を岐阜駅に迎えた。
会うなり「おぉ〜、久し振り〜」
って、先週会ったばっかやん。
尚、深作欣二監督作品である「ギャング対Gメン(1962)」は、鶴田浩二に梅宮辰夫、千葉真一に丹波哲郎と私好みの昭和の俳優たちがずらずらと登場したがズバリ、B級度の極めて高い映画だった。劇中、沢たまきがカレーうどんのような脱力系和風ジャズをコッテリと聴かせてくれた。時代が時代だけに和製ジャズっぽい挿入曲が幾度か聴かれた。また時代が時代だけに出演者、煙草バコ吸い状態だった。大人の嗜みと言わんばかりに一々、煙草に火を点ける。山岳部同期の石崎ソックリな俳優が、Gメンを裏切ってショックだった。
風のある晴天だったが、折角の機会だったので猫の額庭で七輪で秋刀魚を焼いて喰った。秋の斜光のもとでのんびりとビールを呑み、今後の山行の話なぞした。
今年はあまり山に行けない冴えない年になりそうだが、こういうのもまあいい。
夫妻民泊ということで、夜も薪ストーブに火を入れて二週続けで呑み呆けた。私のリクエストで、酔ったyoneyamaさんがインドカリー子のレシピでスパイスカレーを拵えてくれた。う〜ん、石崎カレー以来の旨いカレーだった。
夜は私の大学探検部先輩であらせられる奥方と共に、偶然にして当夜開催の探検部報告会をzoomというもので見聞きした。30年近く前に会ったきりの先輩たちが画面に表れて正直面喰った。お互い、歳を喰ったものである。私も禿げるわけだ。
翌日今日、朝も早よからカレー部会を開催して晴れた日曜の午前を茶を飲みつつ談笑して過ごした。先週お会いした、清水氏の言うところの岐阜の名山・金華山麓までお二人をお送りして、本屋でたまたま見掛けた「ブルータス・村上春樹特集号/下」を購入して帰宅した。これで秋の晴れた日曜の午後をまた満喫した。因みに、村上号の表紙で村上氏が抜いているレコードはスタン・ゲッツ周辺である。これには、朝聴いたばかりのマイルズのレコードが紹介されており、その偶然に少々驚いた。この盤は、探検部時代の「のび太さん」が好んで聴いていた一枚でもあった。
お陰様で、引いた風邪も宿酔と共に去った模様でヨカッタ。これぞ、Gone with the wind?
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