10/12(火)から毎日新聞夕刊で「酔いどれクライマー・永田東一郎伝」が連載開始されたのをヤマレコ諸兄姉はご存じだろうか。筆者はこの夏の山行でご一緒した藤原章生氏。
連載の話は夏の山行時に聞いた。
河原を歩いている際だったか、これまで私が暇に飽かしてあちこち沢登りに出掛けていることを話すと「赤谷川ドウドウセンは?」と問われて「m;あ、一応行ってます。【2000.9】」「永田東一郎、知ってる?」「m;あ、知ってます。その記録のコピー、読みました。」
永田東一郎。一浪して入った東大(東一浪の東一郎)の、スキー山岳部で活躍し、幾つものパーティーを退けた難峰・K7に若くして登山隊を率い初登頂を成した。藤原さんの上野高校時代の山岳部先輩に当たるという。
しかし、山中でこの連載の話を聞いて大変驚いた。永田東一郎なんて、誰が知るだらうか? 私にとっては縁ある、知らない方ではなかったので期待して秋を待った。【尚、当連載の前に連載された「ぶらっとピット」ではなくて「ぶらっとヒマラヤ」は単行本化されています。登山を考える上で読み応えある本なので是非。】
名前としての「東一郎」には一体どんな意味があるのだろうか?
一柳 東一郎;東大出のジャーナリスト、元朝日新聞社社長。
稲川 東一郎;高校野球の名将
松谷 東一郎;歌人
岩佐 東一郎;大正・昭和期の詩人、随筆家
浮谷 東次郎;レーサーで、モータースポーツ創生期のスター
永田東一郎という詩人もいた。
「足りない経験」が足りない、満たされた世代の我々に、意味を求める意味は無いか?
ともあれ、火曜日夕刻がこれからしばらくの間の、一週間の楽しみのひと時になることは間違いない。
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