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午後はバレエ練習に出かける家内と娘の車に便乗して柳ヶ瀬へ。当日は第3日曜日「柳ケ瀬サンデービルヂングマーケット」開催とのことで出かけた。加えて古本市も開催されているようでそれも楽しみにした。
一周してみた感じでは今回は出ものは見つけられなかった。柳ヶ瀬にしては珍しい賑わいの中、高島屋前の喫煙公園で一服つけながら、前日いた静寂の山を想った。私に山があってヨカッタ。
二周目して、山道具の補修に使えそうなアメリカ製の革製品用裁縫道具を見つけて購入、加えて午前の研ぎで不足あった手鋸を研ぐためのクランプも見つけて購入できた。バスに乗って帰ろうかとしたがもう一度古本市を回ってみると、、、、ありました! 谷内六郎の文庫本が。それも1冊200円。一ヵ月ほど前のNHKでだったと思うが、デザイナーの佐藤可士和氏がこの本を思い出の本として語っていた(と思う)。六冊組のはずだが3冊しかなかったので店員に「バラで売れてまった?」と聞くと「谷内さん、イイですよねぇ。確か、家に在庫があるのでお送りしますよ。」との返答、私は運がいい。おかげで?一時間に一本のバスにすんでのところで乗り遅れてしまった私は運が悪い? 信号で停まったので乗せてくれやしないか戸口をノックしてみたが、運転手は済まなさそうに手を横に振った。臺灣だったらまずもって乗せてくれる場面だが、まぁいい。規則なのだらう。バス待ちに缶ビールを呑んで一時間、今度は定刻遅れの16:50発に乗り込んで帰宅。
掃除したてのストーブでヒノキがよく燃える。家では呑まず「谷中六郎展覧会〈冬・新年〉」を読みながら、早々と寝入った。当本の解説は大江健三郎氏である。
11月、若い頃はどうにも遣り切れず好きになれなかった月だったが、ここ近年はそれ程悪くもないと思えるようになった。成長というのか老けたというのか、こういうのは悪くない。
【追記】谷中本の残部が11/26金曜に送られてきた。本代の六百圓だけ送って呉れればいい、と。いやいやいやいや、心ある「sonomono文庫」さんには倍返しシマスヨ。
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