競技への参加は自由方式で、その競技内容もちびっ子から白髪、頭髪薄い私のようなオジサンまで受け入れる手心を加えたものを取り揃えてくれていた。今日日の、競争意識を煽らない、ヒエラルキーが生じないよう配慮するような生温さが無いのが好ましく思えた。やはり、隣の人には負けたくないわな。隣の人より、より良く生きたい。もしくは隣人と、共に生きたい。
不登校を経験した、もしくは経験している、もしくは経験しないであろう子も集ってこの低温下、通常ならば唯の寒々しい校庭(廃校になった学校校庭を借りて競技した)が、人が群れ集うことで熱を帯び生々しく生き生きとした空間として人により創り出される不思議を思った。人の意思、人の熱意、子を思う人の想い。
不登校も、今の時代には才能の発現の一つとは言えまいか。
肉体派プロレタリアートである私やバレエに燃える?次女を除き、久方振りに体を動かした妻、長男、長女は肉体的ダメージを大きく受けて一日を終えた模様。
長男も長女も、午前はトホホだったものの、周辺の声掛けもあって午後には徐々に参加する変化を見せ、そんな姿を観られたのが甲斐あることだった。
その晩風呂に入って、(私と同様に)周辺に馴染めない長男に日頃声掛け呉れているというマサシ君がリレーの際に隣に居たというのに、こちらが声をかけ忘れたことに思い至った。佐藤裕介君に似た利発そうな学生だったが、彼に山を仕込んで森林技術者(現場作業員)として育成できないか、などとぼんやり想像した。今現在、私は現場技能者キャリアアップ対策・フォレストリーダー研修の真っ只中なので。
今日日の林業は頭、要るんです。
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