柿の種

2021年12月23日 05:55Jazz全体に公開

　講習での勉強疲れで昨晩は早寝で、早朝4時に目覚めた。よく冷えた空に月が輝く。NHKでは、山中湖畔の村でのナラ枯れ被害の報道があった。被害やその対応、研究について何年か前に読んで調べたことがあったが、立っている位置やその本数が本数だけに被害木を伐るだけでも大変な仕事になるだろう。以前読んだ本には、伐ったらすぐに「つだんで」割って薪への活用をすべきとの研究報告もあった。
　新聞では上皇米寿の記事もあり、寺田寅彦「柿の種」の音読を習慣づけておられるという。私も今度読んでみたい。

　先々週日曜12/12に買ってきたCD,レコードの感想その⑦。残りLP's【23/26枚】　
[Bud Powell/HOT HOUSE]
　これも永らく(お値打ちに)探していたブツである。1970年代と思しき再発盤にして、当時の売価が2,000圓とある。680円が、高いか安いか。安過ぎでしょう、今でしょ～。
　好不調の激しかったとされるパウエルのその好調振りが、キースを上回るその唸り声に表れる。私の好きな③豆＆少年達(C.Hawkins作)が入っていた。
　ジョニーグリフィン愛好家のジャズ喫茶番頭・板橋純氏が代表作の一枚に挙げておられたが、7曲中3曲にしか参加していないのに音質悪いのにソレも頷けるblow振りである。エンジニアーにjef gilson(P,cond)と。

[CARMEN McRAE/sound of silence]
　うぉ～、予想を超えたポッピーサウンドだった。"ヒモ"付きの曲が、年末感を盛り立てる。なんでもどうにでも聴かせてしまう、全き才媛である。ダウンビート誌で五つ星獲得のレコードやげな。

[Bent Fabric/ALLEY CAT]
　猫ジャケ買い。ジャズではないとは知っていたけれど、これは何というジャンルになるか。前田マリ氏はN.Y.で二ドル購入と本にあったが、缶ビール4本でオリちゃんが買えれば安かろう。

[Tony Perkins/on a rainy afternoon]
　epic盤が好きで、こちらも購入した。共にバックバンドがジャズィーで悪くない。ハルマク入り。聴いたのは、雪のチラつく午後ですが。
　男性ボーカルは、女性ジャズボーカルに比べて聴かれることが少なく思うが、私は結構好きな方で集めて聴いている。マット・デニス、ボブ・ドロー、ジミー・スコット、そしてサミー・デイビスJr等々。
　
[RUBINSTEIN/Chopin 夜想曲 vol.1]
　作品9の1　変ロ短調がA面一曲目だったので。”餌箱”にvol.2も並んでいたが、それはまた今度。缶ビール二本分で。内容はさておき、インナースリーブに感心した。レコードの出し入れが上手くできるよう如何にも日本的な細やかな配慮がある。たったこれしきの切り欠きで、大変収め易い。日本人であることが素直に誇らしい。

　今日はこれから間伐作業である。腕がダルイけれど、仕事だ。
　それにしても、悪くない年の瀬である。

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