|
|
![]() |
薪割もこれまでにやるだけは済ませているので、今日は、、、。猫のフン片付け、ではなくて、、、。
今日は穏当に済んだ間伐作業中に考えていたアレをやる。アレを。
これまで十ウン年の林業での伐採作業中に、杉に着生していたラン科の石斛(セッコク)を伐採者の役得として手に入れていくつも保有しているのであるが【石斛は、沢沿いの限られた範囲の、特に杉の高い場所にしか生育していない】それらが昨夏からの気候変動(主に乾燥化)故にバルブ(茎)が瘦せ細ってしまった。この十年で初めてのことだ。これではイカンと、拙宅北側の五葉松に着生するようにへっつけ直すよう施した。
要は、切ってきたなりの杉の枝から着生している石斛をベリリと根ごと剥がし、樹皮が着生に適している松(の傷部分の窪み)に麻縄で縛り付けるのである。さすれば、これからの成長時期に根が樹皮にピトッと引っ付いて、着生し直す手筈なのであ〜る。尚、隣の隣のお宅には何故かこの希少種の石斛が拙宅同様に五葉松に付いており、毎年連休あたりに濃いピンクの花を咲かせている(尚尚、この三日後にゴミ出しに行った際には、理髪店の裏庭にも白い樹皮の落葉樹に石斛が付けてあるのを発見した)。
明日の雨以降、日々の観察が楽しみである。開花はまだ一ヶ月は先であろうが芳香共々、今から待ち遠しい。セッコクの芳香は、その仄かさもあって私の大いに好むところであり、名高いフウランの芳香よりも好きだ。
セッコクといえば、先月訪れた熊野速玉大社のオガタマノキに着生していたセッコクは壮観だった。花期はまだなのに壮観も何もないけれど、セッコク好きには見えるのである、その花開いた姿が。モクレン科らしいオガタマノキの花が見られたのも貴重なことだったが、五月連休辺りに咲き誇るそのセッコクの姿を、神内(こうのうち)神社のソレ(こちらはホルトノキに着生とのこと)共々、一度拝みたいものである。
それにしても今日は、未だ3月というのに作業を終えてみれば結構なヒルが一匹に大きなダニが一匹、ズボンに付いていた。あな恐ろしや〜。共に除去して鉈で鋸断した。この冬は寒さ厳しかったとはいえ、温暖化は明らかに進行しているようだ。この手の”着生”はご容赦願いたいものである。
明日は休みと決まった。その年度末である明日3/31は、長男の誕生日でもある。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する