「みどりの日」の今日は流石に休暇を取って身体を休めている。連休だもの、一日くらい休みを取ってもいいヤンケ。いいヤンケもとい良い天気なので敷布や大型タオルを洗濯に掛け、布団も干す。レコードを聴きながら。私は、何処にも出かけない贅沢を知っている。ブラームスを聴きながら、長女とカルボナーラを食べた。クラシック、よく判らんケド。
みどりの日の毎日新聞は、今年も緑バージョンである。気象予報士・斉田季実治氏は北大水産出だったか。木の活用については林学出ではないような語り口調である(父親が林野庁勤めだったとある)。
漫画「酒のほそ道」も、最近でこそダレた感じだが、初期の作品には印象に残るものも幾編かあった。中で私が採るのが、五巻第八話「閉店」。
客が入らず閉店の憂き目に遭った店主が、これまでの感謝の意を込めた無料食べ放題飲み放題さよならパーティーを開催するや、それが大入りの客で、不在の店主はいずこへ、といえば一人公園で純米吟醸酒をラッパ飲みして曰く「苦手なんですよ、あーゆードンチャン騒ぎ。現金なもんだなー、タダだっていうとあんなにくるんだから。普段からきてくれてれば店閉めないですんだかもしれないのに。」あるよなぁ、この手の軽薄さ。また、私もどんちゃん騒ぎが苦手なので一票を投じたい。
世は大型連休で、山奥の苗起こし作業に出掛ける道すがら、板取川沿いのキャンプ場、名もなき池(モネの池)、別荘地にまずまずの人の出を見る。人が集い、河原では肉を焼いて、呑んでいる。テレビでは高速道路の大渋滞を報じている。
あの手の人だかりが子供の頃から苦手である、だからこそ私は登山を嗜好するのであるが、最近の登山も有名どころではかなりの人だかりが見られるようで、登山の世界も随分と様変わりしたものである。
年だからだろうか年々、人と呑むことに辛さを感じるようになってきた。対面して呑むこと喋ることに、力を要するようになってきた(だから私は、人と呑むとなれば差し向かいではなく横並びで呑むようにしている)。相手によっては人と山に行くことすら負担に思うことがある。やはり私は一人が好きなようだ。一人がいい。そんな私でも誘ってくれる仲間が何人か居るのは誠に有難い。それも私以上に技ありで登れる方たちなのだから。
お向かいの美容室も、今日は店を休みにして孫を囲んで家族で呑んでいる。少子化で、赤ん坊の泣き声もご馳走となるご時世である。良いなぁ、他所の赤子の泣き声は。
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