昨日は子糠雨降る中で、桜の木の伐採仕事だった。
午前は家具会社の社屋横の、通信線に絡んだ若い桜を班長が高所作業車を駆使して伐った。
午後は市から依頼の、道脇の枯れた桜の木を伐倒し持ち出し処理する作業で、こちらは私が伐った。こちらは一時間と掛からず早くに済んだため帰社し、チェーンソーと刈払い機の整備を入念にして車庫周辺の草刈りをして一日の作業を終えた。
先週末、渥美半島を歩きに行った際に乗車した拙宅近所のバス停が、ヒメジョオンだかハルジオンだかの雑草でモウモウとしており、帰宅後にこれらを刈りに行った。長男長女も利用するBSなので、スッキリとさせて満足した。ついでに、拙宅横側溝対岸の笹も刈った。慣れないことをして疲れたからか、酒を呑む気も起らずに眠ってしまった。
その夜、村上春樹の登場する夢を見た。エルサレム賞受賞の頃ではなく、古い雑誌で記憶にあるピーターキャットを経営していた頃の若い春樹氏が、横に居た。ファンだという歳いった女性の取り巻きが居り、その横に私が居るという構図で、湿り気の多い坂の街(神奈川の何処か? 台湾は九份?)に降り立つと春樹氏が迎えに来てくれた。自宅に招かれて、ジャズレコード談義をするわけでなく、初対面の人間と何を話していいかわからない私はジャズレコードという共通項のある相手ですら何を話すでなく、取り巻きと氏との会話をボンヤリと聞いていた。そんな氏は、そんな私に気を遣ってかジャズレコードのブラインドフォールドテスト(奏者を当てるクイズ)をしてくれて「コールマン・ホーキンズ?」と答えるとニヤリとしただけで当たり外れは言わなかった。ビールを使った不思議なカクテルの作り方を教えてくれて呑んでいる際に初期の小説「午後の最後の芝生」と「納屋を焼く」は好きで折に触れて読み返すと伝えると「ありがとう」と。グラスを吸うことはなかった(「納屋を焼く」)。取り巻き女性と写真に納まる春樹氏をぼんやりと眺めていると、目が覚めた。
バス停の草刈りをしたことと、「午後の最後の芝生」が関係しているのだろうか?
前日に車載したCDが、不思議なことにコールマン・ホーキンズの入ったディスクだった。ホーキンズを聴くなんて、滅多にないことなのだが。
ハルキストって、結構いるんですね。道中、月が二つ出たことでしょうか?
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