こ、これは観なけりゃ判らない。
全7話で構成されているが特に私が惨く感じたのは3,4,5話。
●第三話(元禄年間);「衆道」にはしる森雅之に金玉を削がれてしまうまでの件。そりゃないぜ、セニョ〜ル!
●第五話(明治四年);気のふれた藩主、加藤嘉に将来を約束したふじ(丘さとみ)を犯された上に、その後も病床に通わせたクダリ(気味悪い鈴の音!)。そして、これらを凌ぐ残酷話が
●第四話(天明三年);これはもう、観て泣いて下さい。浅間山だってそりゃ怒る。
いや、全話に渡って、惨い。
いかな封建制度下といえど、兎に角、無茶苦茶である。法の裁きも何も無い。
そんな黒く塗られた歴史を先祖から引き継いですら、綿々と受け継がれ今も在るという人間の性が凄絶ですらある。
中村錦之助、よくぞ演じた。そしてよくぞ、、、、、、耐えたり。
今週金曜10/28まで、岐阜は柳ヶ瀬のロイヤル劇場にて。たったの600円!
今井正監督による、第13回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作。
こんな救いのない映画は、かつて観たことが無い。
雨降らば、私はまた観に行ってしまうかもしれない。そんな凄作。
武力至上主義で人と人との殺し合いよりも、動物がいとも簡単に殺されるのが不思議と辛いです。
ご紹介いただいた映画を岐阜まで見に行くのは難しいですが、アマゾンプライムでありましたのでなくなる前に見てみます。
漫画もお読みになるのですね。主人公のカムイが非人だけに残酷さは避け難いのでしょう。
「武士道残酷物語」を観るに際しては、心して掛かって下さい。モッテいかれます。
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