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以前日記に書いた美術館訪問については実は本命ではなく、言ってみれば偶々の余禄のような鑑賞だったわけで、本当のところ書きたかったのは以下の事、である。
岐阜県美術館にあるけれど寄託作品らしい、のだが木村荘八作品の油彩「パンの会(1928)」が今回の常設展示に入っていたからだった。
日本近代洋画に数多ある作品群の中で、私が好む作品の一枚である。この何でもない絵に不思議に惹かれる。描かれる、雑然とした雰囲気が好ましく映るからだろう。額縁も金箔のシンプルさでヨロシイ。これまでこの絵を何度観たことだろうか? 岐阜以外の地(東京?佐賀?)で観たのが初めてのことだったと記憶する。この絵が岐阜にあるということを誇らしく思っている。
今回、作品には説明文がついており初めて知ったことなのだが、右で三味線を搔き鳴らしているのが画家・荘八本人であり、その左で両肘ついているのが谷崎潤一郎なのだという。
まだ暫くは展示されているとのこと(3/19まで)。ご近所で興味ある向きは是非。
明日3/7は亡き親父の誕生日、か。
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