昨日日曜に観に行く気が起らなかった「寅さん」映画に、今日こそはと重い腰を上げた。
ロイヤル劇場で開催中の森崎東監督特集の一作
「男はつらいよフーテンの寅(1970)」は、全50作ある寅さんシリーズの第三作として「続続 男はつらいよ」ともある。私の生年の作品である。マドンナは新珠三千代で、実に美しい。ロケ地は先月行ったばかりの三重県は湯の山温泉だったが、お二人には会わず仕舞い。御在所岳山頂からのシーンの背景に、登った鋭鋒・鎌ヶ岳があった。
劇場の惹句に「シリーズで最も悲哀に満ち、異色作だがとても誠実な森崎作品」とあって観に出掛けたのだったが、悲哀を感じることが寅さんに対する観客側の誠実さにはどうにも思えなかったナ。
番頭役の左卜全「馬鹿はお前だよ」のアングルの絶妙さに、劇場内で笑ってしまった。香川美子が菜々緒にしか見えなかった。昨今言われるジェンダーの観点から、男はつらいよシリーズ全般にツッコミどころ満載、NGだらけの映画と言えよう。「女ってもんはだねぇ、」連発!
この劇場で寅さん映画を観たのは、長女が不登校気味でそれを心配していた亡き母と三人で観に行って以来のことだった。8年ほど前のことか。午後、ぶらっとしていた長女に声掛けしてみてもよかったか。
今、さ来週末の山行計画を練っている段なのだが、週末の貴重な二日間を登山に投じるその意味について今、考えている。良い計画は出来たのだが。「ぶらっと穂高」へ。
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