「風のある道 」は、二週続く監督・西川克己特集の一作であり、ノーベル文学賞受賞作家であるバタバタ那須槍の原作々品である。なお、西川監督は昭和の名作漫画『生徒諸君!』の映画化に際して監督もつとめている(主演は小泉今日子)。
恋心に揺れる次女直(なお)子を、知り合いの三女ナオちゃんそっくりの芦川いづみが演じる。先月の前穂で見掛けた、オオバキスミレのような可憐な存在感だった。
観る人の多くが好意を寄せるはずの純朴な小林を、葉山良二が実に巧妙に演じていた。これ以上ない、押す必要も引く必要もない演技だったと感じた。三女、チカちゃんは浮かばれなかったものの好感度は高かった。
ラストで玄関口でボソリ語る父・高秋のセリフ「自分の道を歩まなかったという心の傷は人を一生不幸にするものだ」に、心揺さぶられる観客は多かったことと思う。う〜ん、暫くの間、私の心にぶら下げておきたい文言である。これは高秋のソレではなく、嫁の人生を伝えている点がまた泣かせるなや。私の目指す父親像はコレか?
最後の最後まで、ハラハラさせられた。傑作と言うつもりはない、思った以上の佳作だった。
その足で、午後の作業に出掛けた。アヤちゃん、そしてタケオ、君らもこの言葉をぶら下げておくといい。
『自分の道を歩まなかったという心の傷は人を一生不幸にするものだっ。』
他人の指図する道ではない、自分の道を心して歩めや。
なんて名言! 私も心にぶら下げながら人生歩んでいこうと思います!
尚、文中のアヤちゃんは♂なのでご安心あれ。
偶然、私と同じ名前が書かれるな〜と思いながら読んでました(笑) アヤちゃんなのに男性とは驚き!
殺める、のアヤちゃん(なにわ友アレ、より)です。
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