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人と何を話せばいいのか判らない、対人関係に難ある私のような人間が未だ面識二度目のマースケさんとはこうして心安く話せる訳は、詰まるところ各々が一人で長く山に登ってきた点にあると思う。人を頼ってワイワイ登ることからは一歩引き、人の居ない山で自分の責任で自分の時間を積み上げていきたいというそんな思いが共通するのだと感じた。私なんかはメンドークサさが先に立ってヒトと組んで登るよりもヒトリで発ってしまうことも多いのですが。
会計時に可愛らしい店員さんが「N(長女)のお父さんですよね?」と声を掛けてくれた。何と!10年ほど前に拙宅に遊びに来てくれたことが幾度かあるRちゃんだった。随分と元気な娘で、庭で一緒に薪割したことを覚えている。隣町に越したそうだがいつかまたウチに来てストーブを前に一杯ぇやろう。
マースケさんも、通院が一段落したらまたお願いシマス。一杯、二杯。
あ、呑む前に観た松本清張原作映画「黒い画集(1960)」のことも。高度成長期、東京。一度ついた嘘が嘘を呼び嘘を重ねて身の破滅を呼びこむ話。小林桂樹はそんな身近なオンナを囲うものだから。ジャズが悪〜い奴ら(小池朝雄)の登場するシーンで象徴的に使用されていた。利発な奥方と二人の児らがいかにも不憫に思えた。また、証言を迫る菅井きんの演技に恐怖した。それにしても清張原作映画はどれも見応えがある。
こんどもまたあの店にしましょう。なによりも客が少なくて静かなのが良い。高島屋が柳ケ瀬から撤退したら、さらに恐ろしいぐらいに静かになるやも知れません。
盆過ぎの雨の日がいいですネ。三杯ぐらいは。若しくは、貝月山テント泊ドンちゃん騒ぎなんてのも悪くない。どうせ熊ぐらいしか登って来ない山だから。
松本清張は「天城越え」ぐらいですかネ。たしか本人もチョイ役ででてました。
以上。
その「天城越え」、明日観に行くかもしれません。雨天中止、なら。
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