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定刻10時より座談会は始まった。入部年度順に並んだ部員は1974〜2022?の48年間、計24(＋ダン吉氏)名。この座談会の5時間にも渡る話を纏めるのはyoneyamaさんで、誠にご苦労様です。今話題の成田君の同席もあったが、昼食時にわざわざ声掛け呉れた。今後も死なない程度に、死ぬ気で登り続けてくれ。彼らには台湾溯行をぜひ実現してもらいたかったのだが、コロナ禍という最悪のタイミングで果たせなかったようだ。
この度の座談会で一番何に感激したかといえば石川山岳部長の、現役諸君に向ける暖かな眼差しだった。言うべきことは言う、ただそれでも現役諸君の自主性を重んじて山に送り出す。「ワイが責任取ったるから行ってこい、何かあったら助けてやるから」という母のような器の大きさを見た気がした。
15時に終了し、元会長から重いミッションを一つお土産に頂き、米山さんと一緒に泊めて貰いにサイトーさん宅へ。30年振りに、奥様ともお会いした。当家のモップ犬にワンワンと大いに吠え立てられ、精神と毛が消耗した。コウヤマキの風呂なんて、生まれて初めて入ったワ！ 今晩は穏やかに呑んだ。
東北訛りのサイトーさんは三つ上の先輩で、現役当時から技術、体力面で高いものを持ち周囲からも一目置かれた存在で私自身、習い学ぶことは多かった。そんな中で私が何より教わった大事なことは”山登りをデザインする”ことだった、と思う。一週間以上ある山行日数の中でどの山に、どんなスタイルでどんなラインを採って登るのか、そのアプローチや下山路を含めたトータルとしての旅を創ることに長けていた方だった。お陰様で、私もこの歳になってようやくそのデザインができるようになった、かな？
翌朝、朝食を頂いてお三方＋ワンに手を振り、バスで空港に直行し、現地の北海道アイスを舐めて無事に機上の人となった。隣には韓流アイドルのようなヘソ出し女の子が座った。再び北の大地を踏むのは何時のことだろう、目を瞑って臍を思った。そして戻った本州の暑いこと！ オッカが駅に迎えてくれて、今度は沖縄アイスを二人舐めて帰宅した。
アッと言う間の北海道行だった。心愉しい思いで三日間を過ごせたのは、振り返り見た青春期が仲間に恵まれた充実の日々だった証左だろう。感謝しか無い。金は無かったケド。
おはようございます。そう言われればそうですね。ただ、その時のアタシが感じたのは母でした。アナタの影響でしょうか？ 台風の影響で何やら一盛り上がりありそうですネ。
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