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熱心に観たわけでもないけれど、今回のパリオリで印象に残ったシーンについて書きつけておきたい。
序盤のサッカー男子は、細谷真央の幻のゴールシーンが1�个世雲砲靴�った。流れが変わりかねないゴールだったので。
終盤のクライミング男子、安楽宙斗氏のボルダリングにはかなり驚いた。歴戦のツワモノ達をさしおいて難課題をスラっと登ってしまうその姿に「頭一つ抜けている」とは平山ユージ先生のコメントだった。楢崎智アだって4年前のメダル獲得最有力候補だったし、アダムオンドラは宇宙人、アレックスメゴスも一時はボルダーの難課題では無敵を誇ったクライミングマシンのような存在だったのに。17歳、私の第二子と同い年か。
柔道団体の逆転負けの悔しさは阿部一二三や斎藤立以上に、斎藤立の母が感じたことだろう。親の気持ちを思うとさぞキツイ五輪だったと思う。立氏や岸田首相は代表選手としては些か心根が優し過ぎるのだろう、暫くはのんびり過ごして欲しい。阿部一二三が二階級上とはいえ攻略しきれず結果、一本負けを喰らった相手選手の強靭なバネにはこれまた驚かされた。水泳も柔道も、今後はやはり黒人選手活躍の場に移っていきそうだ。
今回一番印象に残ったのはやはり、阿部詩選手の敗北とその号泣シーンだった。ウズベキスタンの相手選手（格下ではない）に見事な谷落としを喰って一本負けし、前後不覚に陥るシーンが映像に映し出された。
あくまでも想像だが、彼女はあの瞬間に「死」を意識したのではないか。金メダル候補と言われ続け、4年後の今回も兄妹で金だろうと言われ続けた結果が、背中を畳に叩きつけられて、立ち上がれないほどの姿に「日本人として恥ずかしい」というコメントは当たらないと感じた。だって、死んだんですよ。負けを受け入れられないその姿は、同時に自分は死んだのだという臨死体験を経て負けを認めたショック状態だったのではないか。そんな意味で、彼女は今の時代にして貴重な体験をした稀な柔道家だと思う。
また、柔道という文化が異国のウズベキまであのように純度高く伝播していた事実に心温かくなった。
昨日は息子とロイヤル劇場へ終戦記念日特集�◆屮咼襯泙涼╋廖廚魎僂暴个拭Ｃ羂羌�一のリメイク版ではなく、昭和31(1956)年版を。戦時下に於いても、いや戦時下だからこそ音楽や芸術等々、文化的に前向きに生きることが人間にとって大変意味あることだと感じられた。怪優、伊藤雄之助が判らなかった。個人的には「血と砂(1965)」の方が作品の吸引力は高いと感じた。あくまで感じ方の違いですが。帰途、息子の運転で立ち寄ったギョーザの王将で呑んだビールはこの夏一番の美味しさだった。
今日は8/15、終戦記念日である。早田ひな選手のアンパンマン発言はいいとして、今日という日が多くの犠牲の上にあることを思って、今日だけはテキーラを呑むのは控えようと思う。
蓮華温泉ー朝日岳。お疲れ様でした。フジ公さんの早期回復祈ります。
当方、この暑さで相方が疑似？熱中症で、新潟墓参りも中止となってしまいました。従ってお盆期間中は自宅→マーサ→自宅→図書館で暑さを凌ぎました。
オリンピックは銀メダルなのに何故ヨンナナマル（ヨット競技）を放送しないのだとの不満が残りました。スタートとゴールだけチラッと録画放送されましたが、あれは途中の風と人間のバトルが見ものなのです。
以上。
お気遣い、ありがとうございます。今年の岐阜もかなりコタえる暑さの夏ですね。ただ、岐阜には水浴びできる長良川が流れているのが救いです。
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