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またやってしまった。伐採作業中の事故、である。
白い樹皮の直径12�冂�度の雑木（アカメガシワ）に、伐倒する檜(胸高直径15�冂�）の枝が抱いて絡んでいるのは勿論知って伐った。檜が倒れればその枝は雑木をかわすと見込んで。いざ檜を倒すや、ワンテンポ遅れてアカメガシワの幹がシナった弾みで折れ、手前側に跳ね飛んできて左腿を直撃したのだった。痛みで事故現場から車まで戻るのも難儀だったが、幸いにして遠くはなく静かに歩いて何とか乗り込んだ。来週復帰出来るレベルの怪我ではないことはすぐにわかった。その夜は変な体位で風呂に入ったが、左腕の擦過傷が特に痛んだ。
労災発生当日の木曜午後は休診の医院多く、翌朝まで耐えて4年前にも通院した整形外科に出向いた。レントゲン、MRIと一通り撮った。30分ほどMRIで横になっていた間、休職中に何をしようかボンヤリと考えた。
直撃したのが細い骨の無い部位だったのが幸いして辛うじて骨折は免れた。ただ、加重が大きかった(二本分)ために内出血は酷く、半月板損傷、靱帯の細かな断裂は見られた。
ひと月の休職を知った家内は、娘のバレエ送迎を頼めると喜んだ。
おかげで角幡君の「地図無き山 日高山脈49日漂泊行」も読了した。と思えば病院から帰るや今度は服部ブンショーさんからの謹呈本が届いていた（「今夜も焚き火をみつめながら サバイバル登山家随想録」）。何て良いタイミングなんだろう！ お礼に、怪我が治ったらまた伐りに行くわ。
当日の午前には、根元に立つのも難儀な場所で傾いた五尺台の危ない檜を伐って気を抜いたところだった。事故や怪我はホント、何でもない小さな木で発生するものだ。
被災したのは林道上の垂直な崖上での伐倒だったため、跳ねがもう少し強かったら頭部を直撃して意識を失い3ｍ程転落の可能性も大いにあった（実際、手持ちのチェーンソーはコンクリートにガゴンと落下した）。骨折ではない、オマケに左足である。致命的な事態にも至らなかった。風呂にも入れる、相変わらず私はツイている。
この年の瀬に災難でしたネ。猫のシロの憐れみを込めた目が印象的です。
そろそろ一杯の連絡を入れようかと思っていた矢先でした。また連絡します。
お大事に。
以上。
私の方こそ御一報入れてまた一杯、と考えていた矢先の被災でした。でも、呑むには飲めますので前向きにご検討願います。
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