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演奏者はウーーノ、かとうだいすけ両氏で、共に岐阜近郊在住のピアニストであり演目は「スケルツォ&バラード」!ということで家内が予約を入れてくれた。スケルツォ(諧謔)、バラード(物語)とあって、先週の通勤時のカーステレオでウラジミール・アシュケナージやイーヴォ・ポゴレリチをフルボリュームで聴いて予習に余念なかった。やはり音楽は、ジャズはクラシックは大音量で聴かなくては真価は問えない。バラードはジャズでいうところのバラード【哀歌】ではなかった。ウノ氏がそれぞれの第一番、第二番を、かとう氏が第三番第四番を短い解説付きで演奏した。
スケルツォ第一番ロ短調の、あの一、二音目で眉間にカッ(ウーーノ)〜ンとキタ! やはり唯の曲ではない、並の曲にもない。アシュケナージやポゴレリチとは当然、テンポもタッチも微ビ妙〜に違う。それでもやはり、目の前のグランドピアノ(YAMAHA)の演奏は生々しく、迫力を感じる。かとう氏の顔面がみるみる紅潮してゆく様は、ショパンが作曲したそれぞれの持つ曲想が奏者に強いる圧力を感じさせた。全曲通じて、ペダルは右足だけなのも生でしか知れないことだった。それぞれ10分程の、あれだけの難曲を譜面も見ずに演奏するには、どれ程の修練が必要なのだろう?
※以前書いた、スケルツォ第一番に関する作文↓
https://www.yamareco.com/modules/diary/1946-detail-322965
観客は三〇名程度で、♂は五名で残るはマスクのオバチャンばかりだった(子供数名)。対価を払い、人生を豊かで温かなもので埋めたい人たちの集まりだったか。
奏者に御礼を言って会場を後にした。柳ヶ瀬の古書店・徒然舎で見つけた星野道夫の講演集を買って車で帰宅した。隣席で無言の息子に帰宅直前に感想を問うた。「、、、、ヨカッタ。」 お陰様で好ましい土曜になりました。私の人生にはやはり、ジャズだろうがクラシックだろうがfine musicが必要だ。
今日は今日とて小さな椅子を作成し、薪ストーブの掃除をした。九州場所千秋楽、琴櫻初優勝でよい年の瀬?となった。おめでとう、琴櫻関。
山に登る予定だったので演奏会には行かなかったのですが、怪我で山に登れませんでした。
だったら演奏会には行けたのにと思いだしました。
マ、ジですか?!
以前、トイピアノの演奏会に家内と子供が伺った縁で今回の演奏会を我々が鑑賞する機会を得ました。私は山の予定よりもこちらを優先したんですよ。何と言ってもスケルツォだったので。
年取ってから始めたピアノですので多分一番下手な生徒です。
下手な私ですが、根気よく教えていただいています。
たとい遅くに始めたとしても大事なのは志、だと思います。
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