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岡山が生んだ日本近代洋画家である満谷国四郎の特集が組まれており、私の好む初期のコテコテ洋画の展示(「裸婦」)がありまた代表作「かりそめのなやみ」「戦の話」の習作があって強く関心を惹いた。満谷の作品展示は大原美術館にも当然あったけれど、後期の東洋風様式の作品群に余り興味を持てない私としてはこちらの方が断然心が浮き立った。
これだけでも充分なのに、更に作品数の少ない松原三五郎や寺松国太郎の洋画に触れられただけでも訪問の甲斐があったというのにのに、図録でしか観たことの無かった原撫松の「老人像」(レンブラントの研究跡が見て取れる)があったのには驚きを越えて感激した。流石は県立美術館と言うべきか。
思えば岡山という土地は、私の好む時代(初期)の日本近代洋画家を多く輩出した地であり、鹿子木孟郎や松岡寿、上記の満谷や松原、寺松そして国吉康雄、原田直次郎(ちょっとだけ縁あり)や瞽女(ごぜ)の絵で有名な斉藤真一がここを生地としている。
岡山藩は若き芸術家に理解あったようだ。
いやぁ、来て良かった、岡山。素晴らしい時間を過ごした。
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