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まず第一週は「彩り河(1984)」へ。松本清張原作とあって期待が大きかったけれど、清張と製作者側との間にゴタゴタがあったそうで、その反映か些か集中を欠いた作品に感じた。何故か、またしても真田広之が主役格で登場した。私の中にあった「清張原作映画にハズレ無し」伝説はここで崩れた。
第二週1/25土曜に、傑作とあった「吉原炎上(1987)」へ。傑作かどうかの判断は観た方に委ねたい。ただ、かたせ梨乃の代表作の一つかもしれないけれど名取氏の代表作ではないだろう。名取に手を出さなかったというのに、ラストで野村真美には乗っかって挙句、吉原が炎上してしまう点の説明が欲しいところだった。野村は道連れにされたという解釈か?
この映画のイントロで、岡山県立美術館でも(冊子で)観た斎藤真一の絵(瞽女の絵で有名)が何点も表れ、単に雰囲気が合致しているからだろうと想像した。鑑賞後に知ったのだが何のことはない、この「吉原炎上」の原作者こそがこの斎藤真一だった! 絵描きが何故このような物語を書いたのか? 映画を観た三日後に岡山県美で斎藤が岡山の出であることを知った順序だったが、不気味さを感じさせる絵だけに、こんな短期間に縁が繋がった偶然に慄然とした。
翌日曜1/26に当の名取裕子氏が来岐して本劇場にてトークショーを行ったそうだ。2500円だったので行くべきだったのかもしれないが、まぁ今となっては過ぎた話だ。ここ最近のロイヤル劇場の客の入りからして盛況だったことと思う。
第三週、本日2/1に観た「序の舞(1984)」についてはまた機を改めたい。
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