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年の始めに家内から「今年の目標は？」とキツい眼力（めじから）で問われた。目標？ 2025年の？
年の暮れに内偵から「班長、辞めるってよ」と聞いた。え？ 新人が未だ育っていないのに？ 作業班長に辞められては、うかうかと（仕事で、また登山で）怪我もできなくなってしまった。そこまで考えてる？班長さんよ。森林組合の若者たちの将来を、考えてあげられてますか？
それは無くとも、私も今年55の歳を迎えて、挑むような登山は厳しくなった（でも、プランはある）。
仕事の目標は、まずは今年三年目の最終年度を迎えるアヤちゃんを、立派な伐採師として怪我無く育成すること。そして、入れ替わりで指導する林業の新人をどこぞから引っ張ってきて、二人目の若手を育成したい。そして自身、怪我無く過ごすこと。
登山や仕事を離れたところでは、離村した場所に居を構える、とは大袈裟だが限界集落跡地に水を引いて五右衛門風呂を拵えて、改めて生活を考え直す場所を作りたい。それが当面の目標だ。服部文祥氏ほど徹底できないが、私には伐倒術があるので薪や火の扱いについては不足ないと考えている。
実は前々から当てを付けていたマル秘の場所があったのだが、何の意図か偶然か？横槍が入ってその候補地は棚上げとなった経緯がある。仕事をしながらそんな候補地の当て付けをするのが今の私の趣味の一つなのだが、第一候補程に魅力的な場所には中々当たらずにいた。
そんな中、今週始め日曜にmaasukeさんから昼食（＋昼酒）のお誘いを受けた。何でもオランダからの年金が入ったから奢っちゃる、と。オランダの年金って一体？ ありがとう、リタ・ライス。
岐阜駅構内の日本酒を出す小綺麗な店（「御月見堂 夜は夕月夜」）でランチを頂きつ、山梨の銘酒「七賢」(青ラベル)の杯を重ねた。新垣結衣でなくとも、昼酒は堪えられん。話の中で、私の上記プランが酒の肴になり、マースケさんにはそれに見合いそうな候補地があるという。え、オランダ年金で土地も買っちゃる？（これは私の嘘ですが。）
そんな五右衛門風呂に浸かる愉快な想像をしながら呑む酒は、旨い。マースケさん、此度もどうもご馳走様でした。雪が解けたら大火焚いて、Mr.Scottも呼んで三人で呑み明かしましょう。今度は私が芋焼酎、持ちまっす。
オランダでは5年しか働いていなかったから、年金と言っても、まっちゃんに「ちょっと一杯」奢るのが関の山です。
３年前知人から、根尾大井半中岳中腹の土地約千坪を打診されたのですが、カレンフェルトの尾根で、道なし水無しだから辞退しました。藪を漕いで現地調査までしましたが、むき出しの岩が転がった酷い土地でした。掘っ立て小屋を建てるにしても、何よりも水です。もうひとつの話は金額で折り合いがつきません。
でも、夢ですネ。
そう、何をおいてもまずは水です。火と水と木を活用し、金は無くとも土日月で楽しめる、はず。
建築家の中村好文が八ヶ岳山麓と思しき場所に小屋を建てた本を出していますが、水を雨水と持ち込みの水道水に頼っており、その点だけが肯首出来ない話なのです。
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