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小悪魔と呼ばれた女優特集�◆峅聴Δ�て凄い女(1966)」を観た（小悪魔�，鰐渭澄∩芦鵑硫嘆譴泙蠅魁法�
前日の「乾いた花」の凄みに比べ、娯楽作とあってその落差が凄い。主役を張るのはドラマ「夢千代日記」でストリッパー役を演じていた緑魔子、小悪魔�△任△襦�それにしても紅萬子並みに凄い名前だ。浦辺粂子が昭和四二年にして既に老成？老婆なのも凄い。ニヒル�△箸靴禿恵鰐个眦仂譴靴拭淵縫劵覘，蓮�言うまでもなく池部良その人である）。
日頃、努めて使用を控える"凄い"という言葉を四度、使ってみた。"めっちゃ"含め、殆どの場合に曖昧な言葉として使われるため、私は敬遠している。
私にとってのこの映画の唯一の見所聴き所は、音楽担当にピアニストの八木正生が当たっていることだった。セロニアス・モンクの研究家としてジャズレコードも制作しており本作もかなりジャズ掛かっていた。
先々週観た深作欣二の「ジャコ萬と鉄(1964)」のことも。これも「戦国群盗伝」同様に黒澤明が脚本を書いている。ブレイク直前の高倉健が東映所長に頼み込んで制作されたものという。撮影場所は積丹半島で、何度か出向いた彼の地での沢登りのことが思い出された。
丹波哲郎と高倉が、殴り合いの喧嘩をしても後はスカッと心を通わせる仲になるのが令和の時代にはとりわけ新鮮に映る。いきなり刺し殺したりはしない。ウジウジネジネジした奴が多くなった、気がするので。大宴会の場での健さんの南方踊りの大盛り上がりは、恵迪寮での新歓コンパを思い出す楽しさだった。ただ、個性の点で健さんよりやはり私は丹波が好きだ。
一昨日は長男の二十歳の誕生日だった。自分の歳だと大学三年目を迎えるばかりで山岳部春合宿二年目の準備に余念無かった頃だ。
料理上手なひとりの男に贈る言葉も今更無いが、もう好きに生きればいい。他人が付けた舗装路を、易々と辿って生きるも良し。ワタシはロバート・ハリスぢゃないのでワイルドサイドを歩け！ともPaint It Black！とも言わない。好きにすればいい。ただ、我々変わり者の夫婦から産み落とされたお前だ、敢えて荒野を歩く男になるのだろう、きっと。世の風潮なぞ一切気に掛けず、自分の信じる道をネジネジ歩いてくれればそれでいい。多少の金なら出してやるぜ。
おめでとう。小悪魔親父からの、贈る言葉でした。
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