|
|
|
� 嶂�沢」に関しては、あの「焚き火テラス」から懸垂下降してI滝上から水線を辿ったファーストアッセントの内容を知りたかった（ファーストディッセントは2018年10月に為されている）。
�◆嵳酸秣堯廚紡个靴討蓮�圧倒的二股「軍艦岩」のその先にどんな風景が展開したのかの純粋な興味から。
それら購入して読んだ感想は？ う〜ん。
�，硫礎佑蓮�G滝上からの初遡行
�△硫礎佑蓮�軍艦岩二股から始まるゴルジュ帯の初遡行、である。
私が沢登りはじめ、登山に求めているのは沢や山という地形の興味と同時にそれを行為する人間に対する強い関心だ。いったいどんな背景を持った人間が、何に突き動かされ、下手を打つと帰ってこれない世界へわざわざ足を踏み入れるのか、に興味がある。だから、感情のないロボットが登った記録に興味は湧かないだろう。
これら本について言うなら「何故？」が感じられない。未知未踏だから？ 冠松次郎の本を読んで追体験したかったから？ 極めて高いフリークライミングの能力を以てしても不確定要素の多い沢登りで、集水域の広い特別困難な両沢で苦労した記録として読めはしても、原初動機が明記されていない記録に私が感情移入できないのだと思う。同行者のプロフィールもない（個人情報保護の観点から？）ので話の膨らみようもない（�，量臾郢瓩蓮▲蹈�スノ最新号に連載を始めていて昨日、知った）。
テレビに映る最近の若者は、まずはじめにやたらと感謝の言葉を口にするが、それを言うなら今の自分が過去の記録に拠って立つのだからそれらリファレンスを付けてこそお金を取る商品になり得るだろう。オンサイトを隠れ蓑に、調べをつけず行為するのは敬意を払わないのと同意だろう。
�，砲弔い討呂海譴泙任某鑛�と書かれてきたのでいいとしても（巻末に参考資料として幾つか掲載）、
�△砲弔い討篭砲瓩童造蕕譴討い襪里農亢橋外賚�P.、旭川山岳会、ヤマレコの三件くらいは列記すべきだろう（登山大系は読んでいますか？）。
彼らの記録のことではないけれどここ近年、高いクライミング能力にモノを言わせて我々の時代には数登しかされていなかったような険谷に出向いて「登れちゃいました〜」という記録を幾つも読んだ。過去の記録の研究もなく、ましてや特別な思い入れもなく単なるコレクションとして摘んでばかりでは得るものは少ないだろう。私がかつて「きりぎりす」誌上で剱沢の記録の冒頭、文末に書いたのはそういう意味での警句だった。
ラーラーと書いたが、結局のところ山に登るというのはそういうことでしかない思う。単なる山歩きでいい、と仰る向きには読み飛ばしてもらって結構デス。
FBで読んだが、発行人の鈴木氏は我々が1997年に遡行した台湾究極の美渓であり大峡谷の「三桟渓」を先日、大西君と初下降したようだ。四半世紀が経過し、地震の影響で我々が遡った際の美しさは著しく損なわれていた模様で、渓谷は地球は生きているのだという感を強くした。それにしても凄まじい渓谷だった。そのサンサンシーの景観が、大西君にイーカンシーやセティゴルジュと並べてもらえたのは嬉しい。あの渓での経験は、私の大切な宝物の一つだ。ただ、我々はあの渓を三桟南渓とは一度も呼んだことはない。
◾️剱沢はまだ完全には登られていない。I滝落ち口に立った者は未だおらず、そこからH滝を抜け切る者は果たして出るだろうか？
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する