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確かに他では食べられない、旨味溢れる自慢のトマトだ。この旨さを知っているから季節外れのものや、青いうちに収穫したよくあるものはあまり買わなくなったほどうまい。しかし、全国どこでもトマトぐらい買えるし送料だってかかるのに、母はなぜ送って来るのか、と以前は思ったりもした。でも、今はそんな事は思わない。
毎年夏になるとやって来るトマト農夫との、朝のやりとり、はるか昔に顔を合わせた事がある、遠くに住む息子に送るから、二箱買うこと。これは、母が今後の人生も今までと変わらず生きたいと思う心のあらわれなのだ。
数年前に、おじさんのほうも、もうトシで腰がエラくていけねえ、トマトは来年は、やめるかもしれねえ、というような話もきいた。しかし今年も来た。おじさんも、これまで通り愉快に生きるためにトマトを作り続けているのだ。
縄を十字に縛った箱からはトマトのスキマに、庭で採れた山椒の実を煮たもの、庭の茗荷、庭の梅の梅干しが入っていた。なぜか煮干しとキウイも。ちょうど、煮干しがもうすぐなくなろところだった。
はじめまして。
どうしてもコメントしたくなってしまい失礼します。
お母さんの想いもyoneyamaさんの想いも、また農夫さんの気持ちもすごく伝わってくるステキな日記でございます。
涙が出てしまいました。
ほとんどスキマないトマト箱、そんなに他のモノ入れたら愛でギュウギュウじゃん!感涙
実家からの荷物はもう、スキマになんでも詰まっていて、バラバラのチョコレートとか、撒きエサみたいに。子どもも喜ぶけど、50のおっさんにまで送って来るんですよ。
yoneyamaさん、こんにちは^^
素敵なお話ですね。
ウルッときちゃいました。
そしてほんとに美味しそうなトマトです!
この時季のもぎたてトマトは旨味が強くてね、サイコロ切りして、ドンブリ御飯にのせて、生姜みじん切りと青唐辛子少しのせて、醤油かけてかっ込む「トマトごはん」、おいしいです。そうめんでもできます。蕎麦ツユ不要です。
yoneyamaさん、こんにちは。
素敵なお母様ですね。
いくつになっても、かわいい息子なんです
私は、母を早くに亡くしているのですが、母の生前からうちに野菜を売りに来ている千葉の農家さん(昔は、あんちゃんと呼ばれていた)がいます。
毎夏おいしいトマトを売りにきてくれます。
そのおじちゃんが、「お母ちゃんに似て来たね」と言ってくれた事を思い出して、ちょっとホロリとしてしまいました。
お母様を大切になさってください。
ジキョーンさんちもトマト売りが来るんですね。長年のこういう対面の小商いの付き合い、とても尊いですよね。僕は転勤はするけど、やっぱり野菜や豆腐は小商いの人から買いたいです。親子の歴史を知っているトマト売り、いいですね。
男も50を過ぎると涙もろくていけません…。カラオケで「吾亦紅」や「ヨイトマケの唄」とかを聴くだけで涙ぐみます(笑)。トマトのスキマにってとこでボロボロになりました
そんなに泣いちゃあ脱水症状だ。男泣きは隠れて泣きましょう。
若い時は、荷物届いても、「普通にありがとう」で終わりでしたよね。50のおっさんにもまだ送ってくれるなんてねえ。
感動!
どーも!
こんにちは。
お母様の思いをちゃんと受け止められていて、いいなあと思います。
息子にトマトを送ってあげること。それがある種の生き甲斐になっているのでしょうか。でも家族とつながるのは大事ですよね。
お母様がずっとげんきでいられるよう、お祈りしたいです。
家族が共に過ごせる時間は、案外短いんですよね。いつか離れなきゃいけないしね。そう思って子供とも過ごしてます。
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