竹ストックの復活

30数年ぶりにリバイバルした学生時代の竹ストックは絶好調だったが、先週の山行でポッキリと折れてしまった。スキーで転んだあとずっしり重いザック背負ったまま起き上がろうとして、雪面に横たえたストックの真ん中に体重を掛けたのがいけなかった。

昨年から住んでいるアパートの、名古屋徳川の近所に珍しき竹材店があり、ここで竹竿を買い求めた。ご主人はサンタクロースみたいな見かけの温厚な竹のプロ。すぐにピッタリの直径の竿を出してきた。竹ストックなんか珍しいね、と言われたが、今どき竹材店こそめずらしい、とお返しして「確かに、他にはあまりいないね」と互いに苦笑い。2m竿、一本600圓。いつまでもやってほしい。

帰宅して、節の上で切り、石突を据え、輪をかけ、グリップには、かみさんのテニスラケットのグリップテープを巻いて修復完了した。良い摩擦だ。積雪の深さや傾斜の上下にに応じて、ストックは短くも長くも持つので、グリップのコブをいくつか自前でつける。
余った70センチは火吹筒にでもしようか。笛にでもしようか。