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6月は、谷に入れば雪渓が残っていて、源頭部では傾斜もあり、地下足袋では冷たい。10分も雪の上に入れば足はキンキンに冷たくなる。硬く凍っていればステップも切れず、危険でもある。
そこで、年間でこの季節だけ、軽登山靴を持っていくことになる。学生時代(北海道の6月山行)もそうしていたが、その習慣は変わらない。履いていくのでなく、持っていって、雪渓を歩くときだけ履くのである。年に一度くらいしか使わないから靴も長持ちだ。1997年にカラコルムのキャラバンで使ったもの。5年ほど前にソールが劣化で割れたので張り替えた。なので当分壊れる気配が無い。
今回重い冬用二重の登山靴とどのくらい重さが違うのか測ってみたら、たいして変わらないことが判明してショックを受けた。
(片方)
冬靴1310g
軽登山靴910g
スパイク地下足袋380g
普通の地下足袋220g
昔は軽登山靴を持っていなくて冬靴を持っていったわけだし、とも思うが、こんな目方が気になるほどモーロクしたことにも少しショックを受けた。
ちなみに先週、穂高明神岳の中明神沢の急な雪渓下りを、相棒のマツ氏はスパイク地下足袋のみで下降しました。スパジカのほうが普通のタビより底が厚くてつま先もやや硬めなので。とはいえ一歩一歩を金箔細工するような繊細さで延々足を運ぶ集中力が問われます。普通の地下足袋で山を歩き、雪の上だけスパジカに履き替えるところが味噌。
この冬靴も20年使ってついに崩壊間近となり、あたらしい靴を見に行ったら、最先端の10万圓クラスはいまや1000g未満の軽登山靴並み、なのに温かいとのこと。でも、登山靴でスキーをする派なので、ある程度足首が固くないとスキーが滑れない。軽登山靴でのスキーはかなり難しそうだ。当分買い替えできる靴はなさそうだ。スキー靴で登るほうがしんどそうだ。
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