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2009年09月27日 12:07ランニングやキントレ全体に公開

亡き人の言葉を思い出して走る。

朝ランニングを始めて丸四か月経った。何故走り始めたのか、今朝走りながら思い出した。この春相次いで先輩が亡くなった。死者の残した影響に思える。

5月、子供のかけっこ大会を撮影した。スタートを送りこんで、子供を追い抜いて前に出てまたもう一カットと思い、全力疾走で50mほど走ったら足がもつれて転倒。一回転して撮影はした。けど気づくとカメラ血だらけ。歯で唇を切り、すごい流血カメラマンになっていた。上半身と下半身がバラバラになり、体と意識が完全に乖離していると思い知った次第。
毎朝走るようになり、心が体と対話できるようになった。調子いい時も悪い時もある。もう20代じゃないんだし。

その朝は忌野清志郎の訃報を聞き、やや朦朧としていたかもしれない。清志郎も40過ぎて自転車こぎにいれあげていたっけ。3月、長く山の先輩として影響を強く受けてきた原眞さんが突然死んだ。原さんがぼくの年の頃には猛トレーニングして速攻の高所登山を実践していた。当時は時代の最先端だった。昨年7月、秩父の沢の高巻きで梶田さんが落ちて死んだ。18年前の梶ヤンは太っていてベースキャンプの優秀な渉外係だったが、数年前一緒に山に行ったらバリバリのランナー体形になっていた。「毎日10キロ走っとるんや、体軽いで〜」。走るなんて御苦労だなとその時は思ったが、やってみると楽しいから続いたわけだとわかった。

死者の言葉や思い出は、残ったものにいつの間にか影響を与える。思い出すたび、死者は蘇る。ランニング中は瞑想の時間でもある。僕が毎朝ランニングするなんて、半年前は想いもよらなかったなあ。

合気道の早朝稽古ならやりたいと思ってきたけど、東京にいたころはともかく、地方ではその場がない。ランニングは一人でできるのがいい。
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コメント

RE: 亡き人の言葉を思い出して走る。
>死者の言葉や思い出は、残ったものにいつの間にか影響を与える。思い出すたび、死者は蘇る。

亡きおふくろさんが夢枕に立って怒りはる。
あほー!って。笑。
今は亡きドストエフスキーとかトルストイとか鬼籍に入りはったえらい人の言葉も、しみじみ蘇ることがあります。そういう意味では死んではらへんのやなあと思います。

歩くことも走ることも継続することが大事やと思います。なかなかできません。食後、両足に1.5キロ、両手に0.5キロの錘をつけていていますが、これで軽いジョギングできたらいいですね〜。体重を3キロほど増やしたら挑戦してみます。なかなか増えません。
もっとも、錘つけてでは無理でしょうね〜。コテンと転げそうです。
2009/9/27 16:31
RE: 亡き人の言葉を思い出して走る。
あれれoracionさんは減量していたのではなかったのですか?今は増やすところですか?

19世紀のロシアには何故あんなに影響力のある人がジャカスカ現れたのでしょうね。僕は今朝チャイコフスキーの音楽の言葉でしびれていました。
2009/9/27 21:00
RE: 亡き人の言葉を思い出して走る。
NHKの蒙古襲来を観ていましたら、こんな時刻になってしまいました。チャイコフスキーは私もよく聴きます。九時からのN響でやってました。パソコンを初期化してしまい、それまで溜めてあった音楽も一瞬で消えてしまいました。また一からやりなおしです。一台のiPodはクラシック専用にしていますので久しぶりに聴いてみることにしましょうか。3キロほど太らないとザックを背負うのがしんどいのです。肉、魚です。トルストイはおおよそ100年ほど前の人ですが、つくづくと凄い生き方をした人なんだなあと改めて思います。名誉もいらねえ金もいらねえ、、最後は女房を離縁して家出をして駅で野垂れ死にですからね〜。いつも「このままではあかんのや」と思っていたようです。若さ老いることなくですね。死んだ人の言葉も、生きてる人の言葉も、みんな私の器を鳴らしてくれます。それにしても、娘さんのご飯を盛る姿はかわいいですね〜。米、それは私には禁断の食べ物なのですが、、、。肉と魚、豆腐とチーズ、牛乳が私の主食です。身から出た錆。ああ、、。
2009/9/27 23:48
RE: 亡き人の言葉を思い出して走る。
生きているoracionさんとのこんな言葉がきっかけでトルストイ読み始めちゃったりするんですよね。そんなロクデナシだったんですか。女を巡ってピストル決闘して死んだのはプーシキンでしたっけ。

トルストイのお薦めは何でしょう。「戦争と平和」でしょうか。子供の絵本で、「三びきのくま」ってのが最近読んだトルストイです。
2009/9/28 4:42
RE: 亡き人の言葉を思い出して走る。
四年ほど前に東北を探訪した折に「宮沢賢治記念館」を訪ねました。それを契機に賢治世界を跋渉することとなり、その過程でトルストイを再び知ることになったのです。賢治の生きた時代にトルストイという作家が社会に与えた影響は相当なものでした。
以下の書籍をお薦めしておきます。新しい視点で作品を読むとすれば「アンナカレーニナ」がよろしいのではないかと。

「トルストイの生涯」ロマン・ロラン 岩波文庫
「明日への銀河鉄道」三上 満 新日本出版社

図書館を検索すれば在ると思います。
2009/9/28 13:07
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