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地元の民宿のおやじさんらも入る、稜線の森。ナラタケ、イグチの仲間、などがことごとく不作ななかで、ウラベニホテイシメジは図体も大きめなうえに、数本づつまとまって生えだすため、とっても目立ちます。
このきのこは、身が締まり、つくりがしっかりしていて、傘も雨に強いためか、他のきのこのように、生えだしながら、水分を吸って腐りだすということが、少ない。
ところが、こんなに目立つのに、地元の人も、このきのこには、あまり手を出さない。好みの地域性もあるのかもしれません。
よく似た毒キノコがあるのも、敬遠の理由かな。
それと、ウラベニホテイシメジは、歯ごたえ抜群なのに、少し苦味があるので、そこも敬遠する人がいるのかもしれません。
でも、調理しだいで、苦味は活きることもある。
今日は、今年も豊作のこのきのこで、3品、作りました。
1つは、昆布とごま油、みりん、酒、醤油で煮込んだ、薄味の佃煮。
2つめは、マヨネーズ、味噌、日本酒を練ったペーストを塗って焼いた、マヨネーズ味噌焼き。
3つめは、鳥ひき肉を醤油味で練って、このきのこの傘に塗って焼いた、肉詰め風焼き物。
どれも、このきのこの苦味とエキスが利いて、いけました。
一番簡単な、佃煮風が、ごま油と苦味がコラボして、持ち味の歯ざわりが生きて、おいしかったです。
大半のきのこは、雨が多すぎる年には苦戦します。
そんな年にも、普段とは違った楽しみ方に導いてくれるきのこたちです。
きのこのいい時期は、あと1カ月を切りました。
どこまで挽回してくれるでしょうか。
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ウラベニホテイシメジについての、以前の日記
http://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-39871
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