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このシリーズでは、山麓の天場は基本的に除外しようと思ってます。数にキリがなくなるので。でも、知床のこの天場は、登山目的で泊まる場所として、なかなか個性的なので取り上げました。
まず、温泉です。テントの設営エリアから50メートル前後のところに、直径6メートルほどの「熊の湯」の露天風呂があります。24時間入れて、無料。テレビドラマなどで取り上げられることがあって、夏場は混雑します。混む時間帯をさけて、空いている間合いをみて、入ります。男女別、脱衣所あり。
地元の有志とキャンプ場の長期滞在者が、「熊の湯入浴十ヶ条」を掲げてマナー向上に努めています。条項はみな常識的なことですので、素直に従って温泉を満喫します。
羅臼岳へのルートの途中に硫黄の露頭があるように、一帯は硫黄分のある沢が多く、熊の湯の源泉もこうした場所の一つからひいています。
次の特色は、オショロコマ(樺太イワナ)が、周辺の枝沢などでいっぱい釣れることです。キャンプ場は焚き火もOKなので、知床ならではの夕食が
できあがります。
夕食といえば、地元の漁師さんが、一輪車に「毛がに」を積んで、テントの周囲を「かにー。毛がにはいらんかいー!」と売りにくるのも、驚きの情景です。
そして、このキャンプ場は、確か無料で、そしてトイレなど管理も行き届いていました。長期の滞在者の割合が高いことも、特色になっています。
1994年に、羅臼岳の登山と渓流釣りのベースに、連泊しました。
車で往復すると札幌からでも1500キロになります。
http://trace.kinokoyama.net/keiryu/siretoko-tokati94.htm
http://trace.kinokoyama.net/hokkaido/rausudake94.8.htm
昨年の夏に羅臼岳に登る際に2泊しました。昨年からキャンプ場が有料になったそうで、1人1日250円でした。駐車場で車上生活している人は払っていない様でした。長期滞在者も何人もいましたが、駐車スペースに物を置いて占有してどこかに出かけている人(車)が多くいて、車がないのに駐められない状態。気持ちはわからないでもないですが、マナーとしては良くないですし、それで駐められない人は不愉快かと。
wakaさんも、連泊したんですね。混んだ時期だったんでしょうか。
ここからの羅臼岳は、けっこうロングコースで、私はへとへとでした。塩気が抜けて、失敗しました。山頂からCP場を見下ろしても、えらい遠いんですよね。
>駐車スペースに物を置いて占有してどこかに出かけている人(車)が多くいて、車がないのに駐められない状態。
車なら停める場所がなんとかなる一帯ですが、荷運びの労をいやがているのかな。
そういうマナー違反がいると、熊ノ湯のマナーも心配になりますね。こっちは、お湯奉行さんが見張っているので、大丈夫かな? 漁師さんが、模範を示して、入ってました。
> ここからの羅臼岳は、けっこうロングコースで、私はへとへとでした。
確かに、大変長いきついコースでしたが、それだけに今は良い思い出になっています。
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