秋田県南部の山へ登るため、8月4日夕に山麓の「道の駅」で車中泊をしました。
この「道の駅」は、シャワーや休息設備があり、食堂も19時までやっていて、利用者のサポート体制が整っているところ。
何より、幹線道路から外れた場所にあるため、夜は虫の声を聴きながら、ゆっくり休むことができそうでした。
駐車場が、大型車エリアなどから離れて、木陰のそばのやや奥まった設置されているのも、よかった。
周囲の車も、バイクの人たちも、眠る準備に入った10時ごろ、3台の車が、この「道の駅」の、しかも私たちが眠ろうとしている奥まったエリアにやってきました。
この車、2台の車の間に1台分空いた狭いスペースに、あえて入り込んできて停車し、エンジンをかけたまま、しばらく止まる。数分としないうちに、今度はバックして出て行く。
別の車もやってきて、また空いた狭いスペースに停車し、出て行く。
15分ほどすると、また、同じ車、別の車がやってくる。
年齢は30歳止まりくらい。
何が起こっているのか? 私はまったく想像がつきませんでした。
周囲にお構いなしの態度なので、もしかしたら、仲間内で争っていたり、言いがかりでもつける気なのか?とまで心配しました。
気温が下がらない夜、窓はスクリーンにして、風を入れています。こう何度もヘッドライトと、エンジン音では、眠るどころではありません。
見ると、同じ車が何回もやってくる。仲間うちの夜遊びか? とも思いました。
少なくとも、周囲の車やドライバーに直接、危害を加えるものではなさそう。
でも、12時を回るころまで、この行為は続き、こっちは音と光に何度も邪魔され、疲れ果てて眠れた感じがしませんでした。
朝、朝食をつくって、荷造りをして、登山口へ出発。
カミさんが、言います、「もしかしたら、ポケモンGOかも知れないね。指定の場所を回ってるんじゃない?」。ああ、そうか。なるほど。それじゃあ、何かのスポットに、道の駅の駐車エリアの一角が指定されちゃってたって、ことか。
山へ行くのにも、何が出るかわからない。
どこまで進むのでしょうか。
昨年、家族旅行で初めて道の駅車中泊をやったら、暴走族みたいな人たちが暗くなってから来て、慌てて避難しました。朝、トイレのため行ってみると、見かけはワルだけど別に凶悪ではない、集団デコキャンプカーグループでした。ああぁ、当分道の駅車中泊はごめんです。
スマフォに時間を取られる人々の未来、どうなるんでしょうね。想像もつかないですよ。
普通じゃない出入りをする彼らが出没し出した最初の段階で、私たちも待避を考えました。
就寝ゾーンに遅くなって、1~3台の車を連ねてくるというのも、普通の人たちじゃやらないことですから。
でも、人が二人寝る分だけ、荷物を外や運転席に移していたので、すぐは移動できない。
でも、もう来ないか? というころに、また、別の車、前の車がやってくるという感じでした。
後ではポケモンと思って考えられるけれど、そのときは真剣に困っちゃいました。
自分が早く気がつかなかったことを含めて、半分喜劇みたいな話ですが、こういうゲームを、現地時間を問わずに、どこででもできる、という設定が、不合理ですね。
新事態だと思います。
山の天場などでも、やる人がでるんでしょうか? もうやってたりして。
初めましてとhellbentと申します。
それは災難でしたね。内容をみてるとそこには「ポケストップ」が設定されていたようですね。「ポケストップ」とは色々なアイテムがGETできるスポットで、一度アイテムをGETするとしばらく使えず、ある程度時間が経つとまた利用できるものです。なので何回もやってくるんだろうと思います。
とは言えポケモンGO自体のヤリ込み度は低いので、今の騒動は一過性のものになりそうです。
とりあえず「ポケストップ」の設置場所を貼っておきますので今後の山行にでもご参考に。http://pokestop.link/
改めてみると立山の室堂周辺はおろか、槍のピークにまでありました。
hellbentさん、初めまして。
ご紹介のページから、秋田県の、私たちが泊まった道の駅を見てみました。
この道の駅だけで、4カ所もスポットが設定されていました。
なるほど、これならグルグル周回しながら、いろんな車がやってくる事情もわかります。
これでは、道の駅の施設の本来の役割にまったくそぐわない、行為ですね。
それから、人気の登山ルートやスポットにも、いずれ設定されるとは思っていましたが、槍ヶ岳のピークというのは、ひどい選択です。
ただでさえ、渋滞の名所。混雑が、深刻な落石や滑落を普段に繰り返している場所です。
私たちも落石による滑落事故を目撃しました。
http://trace.kinokoyama.net/nalps/wasiba-yari.96.8.htm
山頂にいる男性が、不注意で浮き石を足で動かし、直径15センチほどの石が落下。6mほど下を下降中の女性の後頭部に当たり、女性は槍の穂の中段まで回転しながら滑落した事故でした。ヘリで搬送。
現場の社会的、または自然条件的な意味を抜きにして、どこにでも設定するというのは、まずいですね。
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