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剣沢の指定地のときに、涸沢と剣沢は日本でもっともアルペン的な山岳景観に囲まれる指定地と書きました。
2つのエリアは、山岳警備隊が待機していたり、大学医学部の夏季診療所が開設されることも、共通しています。
でも、かなり違うのは、涸沢はずっと都会的なサポートと雰囲気に包まれていることです。
まず、北アでもトップクラスの設備の2つの小屋が、ジョッキ・ビールでも、名物ラーメンでも、コーヒーでも、ケーキでも、豊富なメニューでテントの住人を翻弄、誘惑してきます。
テント場は大きな石が堆積するガレ場ですが、そこに敷くパネルも、そしてテントがない人にはテントまでも、貸し出しています。
水も北穂沢の枝沢から引いて、水道の蛇口から無料で用意。
おまけに夕暮れには、小屋からホルンなどの生演奏が響いてくることもあります。
人口もずっと多い。けれど、テント同士の間隔は、ほどよくとれます。
トイレも、流し放しの「なんちゃって水洗」が何基もずらりと、並んでいます。(これって、下の沢を汚染しているのだけれど)
小屋側のトイレは、有料、バイオ処理型に改良されました。
年によっては、真夏も豊富な残雪の雪渓がサイト際まで広がってきています。(写真2枚目、雪渓がおちる突端近くが、テント・サイト)
今度は秋に、ゆっくりテントで遊びに行きたい場所です。
http://trace.kinokoyama.net/nalps/okuhodaka-90.8.htm
はい、こちら昼過ぎでございます。こんばんは(笑)。
いやぁ、こりゃファミリーレジャーのような天場ですねぇ!テントで寝泊りする別荘生活ですね。安心、かつ安全ですが、僕の少ない山の生活からすると、山登りとは、唯一もう一人の自分が現れる(例えば、人が来ないような場所まで行き「爆弾投下」)ものだと思っておりましたが(笑)、ここでは完全なサポートがある反面、物足りなさもありそうですね。
今まではラーメンやジョッキビールを想像しながら下山&そのまま里に下りて居酒屋の暖簾をくぐる、というのが下山後の楽しみの一つでしたが、ここではそれすらも山で楽しめるようですね!
Smoczekさん、どうもです。
居酒屋は、涸沢はわかりませんが、スナック(言葉が古い)風のところは、いまでは設置している山小屋もあるんじゃないかな。穂高岳山荘や、白馬山荘は、ありそうです。
H山荘の小屋主は、「列をなして登ってくる登山者を見ると、皆が1万円札に見える」と言ったそうです。いまじゃ、日本の山小屋で1泊2食とお酒が入ると、1万円じゃきびしいです。
でも、周囲の環境など全体で見ると、涸沢もとてもすばらしいところですよ。たどり着くのに上高地のバス停から5〜6時間かかりますから、ここでキャンプするだけでも相当な意気込みがいります。
小屋ももちろん、苦労なしに行き着けない。
そうやって汗をかいてくるから、テント・サイトでは、お互い、気持が通じ合うような雰囲気もあるのだと思います。
もう1人の自分が立ち現われる。
いい表現ですね。
のびのびできますね。
山では1人きりで何もないところに泊まると、逆に、自分と向き合うような思考方法に入り込むこともありますね。
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