ソルダムは、プラムの表皮を地味な緑色にしたような姿でした。
表皮をむくと、身が赤く染まっています。(写真1枚目)
細く残った薄緑色が、表皮です。
これを適当に刻んで、鍋に入れ、グラニュー糖をソルダムの3割分ほど入れて、煮ました。
皮も、酸味とペクチンがもったいなくて、刻んで入れてしまいました。
じゅわっとジュースが染み出てきました。
15分ほどで、身がやわらかく、くずれてきました。
そこで、バナナ2本を入れ、さらにかき混ぜながら、煮ました。
全体に、とろみが出てきました。バナナだけでなく、ソルダムからも、とろみが出てきている様子です。
身のかたまりや、バナナの断片が、崩れずにある分を、ヘラで大雑把に砕きながら混ぜました。
加熱開始から、30分ほどで、できあがり。
小さめの5個のソルダムで、250グラムの瓶2本(写真2枚目)と、味見用の70CCほどの「コンフィチュール」ができあがりました。
カミさんが一口食べて、「おいしい!」。
私も、なんだかフランスのお菓子のような味わいを感じました。
ヨーグルトにのせたら、これも、いままでのジャムとはずいぶん違った品のいいコクがある味でした。よく合います。(写真3枚目)
今回は、ソルダムの熟し加減がちょっと早めで、身の色は3個ほど、まだ薄め。それが仕上がりの紅色の濃さに響きました。それと、皮は入れればおいしいけれど、ミキサーで砕かなかったので、皮の部分が最後まで、残ってしまいました。写真3枚目のブツブツの小さな固まりがそれです。はずして加熱した方が、良かったようです。
試作の結果は、上々。
ソルダムがジャムに仕上げやすいことと、バナナが、まるで生クリームのような深みを出すことに、驚かされました。
バナナを入れることによってコクのある美味しさになるんですね。バナナのジャムって想像できませんでしたが、なんだかやってみたくなりました。
「あんず」を作っている後輩に頼んで来週辺り少し分けてもらえそうなので、あんずのジャム、いやコンフィチュール()を作ってみようと思います。
あんずにはバナナは合わないかしら。
カミさんも、えっ! バナナを入れるの? と、びっくりしていました。私だって、初めてで、おそるおそる。
バナナは、素朴な甘みと香りがあり、不思議な「和音」を生みだしています。
あんず、いいですよね。去年、大量につくって、2瓶をまだとりおきしています。
日記のコメントから本当に作ってもらえて共感してもらえるとうれしいですね。
バナナって私も今ではお気に入りのコンフィチュール素材です。食べるのはそんなに好きでないしすぐ痛むからあまり買わなかったのですが最近はよく買ってしまいます。
sakusakuさん酸味があるものはバナナと相性よさそうなので多分杏も大丈夫。
私はキウイをバナナと合わせるのも結構好きです。
キウイの緑がきれいなんですよ。やっぱり酸味と甘みがいいバランスなのです。
すると、梅ジャムとか、あんずジャムをつけて、バナナを食べてみると、相性が予測できるかも、ですね。
>バナナは、素朴な甘みと香りがあり、不思議な「和音」を生みだしています。
と私は書いたのですが、「仏音」かな(笑い)。
異なった食文化に接すると、食生活にいい刺激が生まれます。
tomoeさん、今回はありがとうございました。
今朝も、ヨーグルトで味わいました。
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