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○諏訪湖を頂点に、東をフォッサ・マグナ（大地溝帯）、西を中央構造線、南を海ではさまれた三角地帯。
ナウマンが発見・着目。（資料２ １５４�蓮�
○ユーラシア、北米、フィリピン海、太平洋の４大プレートがこの地域で複雑に拮抗、衝突。
��中生代以前の古い地層の存在。
○南アルプスの主要部分は、１億数千年前〜数千年前（中生代白亜紀）を中心に堆積した「四万十層」と呼ばれる帯状の地層からなる。（資料１９０�蓮�
○そのすぐ北側には、古生代を通じて堆積した地層が帯状に隣接している。また、南側には、新生代に堆積した、より新しい地層が隣接している。
（資料１９０�蓮■坑記蓮�
��かつては、海の底だったという証拠。
○北沢峠への長谷村側からのルート起点の戸台にある戸台層。１億年前の地層。明治時代から化石が確認され、アンモナイト（中生代白亜紀）や、古生代の化石も出る。（資料２ １５５�蓮�
○戸台川から鋸岳への石灰岩の露頭。（資料２ １３０�呂亮命拭�
○悪沢岳山頂部の赤い溶岩でできた岩の重なり。海底火山でつくられたもの。
（資料 １）
○赤石岳の山名のもとになった赤石沢の赤い岩石は、化石（放散虫）の固まり。赤道付近の海底に堆積していたもの。（資料２ １５４�蓮�
○光岳の山名のもとにもなった、巨大な石灰岩の露頭。（資料１ １０２�蓮�
�じ尭偉� 伊豆半島の衝突（２００万年前以後）と、海洋プレートからの圧力で押し上げ。
○中部地方をふくめ、日本列島そのものが東 西、ないし北西 南東方向に圧縮を受けている。これは太平洋プレート、およびフィリピン海プレートの移動によるもの。（資料５など）
○フィリピン海プレートが沈み込むつれて、「伊豆 小笠原弧」が本州に近づき、約２００万年前に先端の伊豆地塊が衝突した。このときに南部フォッサマグナは完全に陸化し、赤石山地の著しい隆起などが起こった。（資料３ ３６６�蓮⊂湘鳥�彦・東大地震研究所教授、１９７８年）
○伊豆半島は巨大な火山島で大陸性地殻をもち、軽いため沈み込めず衝突している。（資料５ １４８�蓮�
○伊豆半島は、地質学的にも「南部フォッサマグナ地域」（フォッサマグナの南半分に接する地域）とは違い 、「伊豆 小笠原弧」の最北端の地塊である。（資料３ １６６�蓮⊂湘鳥�彦）
※これとは別に、丹沢、御坂、巨摩の山地も、伊豆と同じく、プレートで運ばれた地塊であるとする、“多重（連続）衝突説”も、最近は広まっている。（資料４ ４４６�呂脳匆陝�１９８５〜９１年にかけて個別に別の研究者が論文を提出）
資料４の筆者は、プレートで運ばれた地塊（火山弧）が大陸プレートの下にもぐり込んだあと浮上して、大陸プレートの一部となり、その分だけ衝突面（プレート境界）が南下、この衝突・南下のサイクルを繰り返して、巨摩、御坂、丹沢、伊豆がそれぞれ距離をおいて存在していると説明している。（資料４ ４４８�蓮�
�デ�に４ミリ。日本で最大レベルの隆起速度で、いまも上昇中。
○過去７０年間の水準測量によると、赤石山脈の隆起は平均して年４�性叩Ａ換馘�視野で眺めて最たるもの。
１００万年で４０００�叩�（資料５ ８１�蓮�
○隆起量でもわが国最大級。万年単位で計れば、激動。（資料２ １５３�蓮�
�βせ海領鮖砲�ら見た、日本の他の山岳との比較。
○�，任里戮仁�地条件の特殊性。現在進行形で新しい造山運動。
○北アルプスはより古く、南アルプスは比較的新しい隆起活動によって形成。北アの山々はそれだけ浸食が進んでいる。（資料２ １５３�蓮�
○北アルプスは、年平均隆起量はマイナスの数値となっている。（資料５ ８２�蓮�
資料１「南アルプスの自然と人」（近田文弘・静岡大学理学部助教授、１９８２年刊、古今書院）
資料２「南アルプス」（信濃毎日新聞社、１９８８年刊）
資料３「岩波講座 地球科学 １５」（１９７９年刊）
資料４「ヒマラヤ山脈と南部フォッサマグナ ふたつの衝突帯を比較する」（酒井治孝、『科学』１９９２年７月号）
資料５「岩波講座 地球科学 １０」（１９７８年刊）
