桜の満開予想日とタラの芽の旬 気象協会データで更新

　３月２８日に日本気象協会が、桜の開花予想＜第7回＞を発表しまし
た。その新しい満開日の予報から、タラの芽予報も精査・変更して
お伝えします。
　体感的には、花の咲き始めはさらに遅いのではという感じでした。
しかし、気象協会の満開予報は、全国的に、前回からの変更はわずか
でした。
　日本気象協会の桜の開花予想＜第7回＞発表はこちら。
http://tenki.jp/sakura/expectation
　前回のタラの芽予報は、こちら。


　なお、タラの芽は、その地域の同じ標高地点でソメイヨシノが満開
となるころに摘みごろを迎えます。
　ソメイヨシノの開花、満開のニュースは、今後の実際の開花などに
そくして、随時、伝えられますから、ここに予報で紹介したデータから
適宜足し算、引き算をして、入山の時期を定めてください。

　「桜満開とタラの芽の旬の経験則」は、次の３つの要素で構成され
ています。　

　１）表の都市の付近で同じ標高にあるタラの芽は、満開日に旬を迎えま
す。
　２）同じ都市内でも標高が４０メートル上がるごとに、旬の時期は１日
遅くなります。４００メートルの標高差があれば、１０日遅くなります。
　３）緯度が１度上がるごとに、タラの芽の旬はだいたい８日前後遅くな
ります。
　
　下記の表は、たとえば長野市の場合――つぎのように表示しています。

　気象協会発表の今年の桜の満開日　４月１９日
　平年差　　　　　　　　　　　　　プラス２日（２日遅い）
　昨年差　　　　　　　　　　　　　マイナス２日（２日早い）
　観察地点（長野県庁）の標高　　　３６５m
　付近の標高５００mの山でタラの芽
　　が摘みごろを迎える日　　　　　４月２２日

　データは、表の左から右へ、順に次の数値が並んでいます。

観察地点
＊予想満開日＝観察地点でタラの芽が摘みごろの日
＊ 平年差（日）
＊ 昨年差（日)
＊ 観察地点の標高(m)
＊ 観察地点付近の標高５００mの山でタラの芽が摘みごろの日

広島市 *4月10日 *6 *0 *3m *4月22日

松江市 *4月12日 *4 *0 *3m *4月24日

大阪市 *4月9日 *4 *2 *2m *4月22日

奈良市 *4月8日 *3 *0 *92m * 4月10日

名古屋市*4月7日 *4 *1 *10m *4月19日

静岡市 *4月4日 *1 *-2 *20m * 4月16日

富山市 *4月14日 * 4 *0 *8m *4月26日

甲府市 *4月6日 *3 *-2 *270m *4月11日

長野市 *4月19日 *2 *-2 *365m * 4月22日

上田市 *4月16日 *3 *0 *485m *4月16日

新潟市 *4月19日 *5 *1 *3m *5月1日

東京 *4月7日 *4 *1 *3m *4月19日

宇都宮市*4月12日 *4 *0 *118m *4月20日

前橋市 *4月10日 *4 *-1 *107m *4月20日

福島市 *4月17日 *5 *2 *68m *4月28日

仙台市 *4月20日 *4 *5 *45m *5月1日

盛岡市 *4月29日 *4 *0 *130m *5月8日

青森市 *5月1日 *3 *-1 *2m *5月14日

札幌市 *5月10日 *3 *-2 *15m * 5月22日

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