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2012年11月28日 22:51家族の山行全体に公開

再び山に向かい出した二男の場合

 16才くらいまでに家族登山で四季の各地の山をいろんな登り方で体験した二男。高校時代に北アの山小屋アルバイトを体験し、このヤマレコにも小屋で一緒だった先輩がいる。

 その後、男子は18になったら家に置かないという「家訓」によって、家を出され、一人暮らしを続けて、ときどき親の山やきのこに付き合う程度だった。
 
 その二男も今年27歳。彼は不意に山に登り始めた。高校で出会った彼女と一緒に、まずは近場の陣馬・高尾の尾根ハイク。
 その前に家にぶらりとやってきて、昔履いた山靴、雨具やヘッドランプ、余分にあった地図やコンパスを持って行った。

 先日の日曜日はまたぶらりと家にやってきて、今度はザック、冬の下着、冬手袋、余っているスタッフバッグなどを詰め込んで持って行った。地図やガイドブックもまた持っていった。

 聞けば、その彼女の家族も登山をしていたそうで、二男といっしょに山に登る彼女は、とても楽しそうなんだという。

 家族の山の記録を載せたHPを見て、小さい頃の自分の山登りの写真を見、「こんなにあちこち行ってたんだ」と今更ながら、驚いている。

 息子たちは、山でよく担ぎ、ずいぶんな行程でもよく歩いた。
 この家に生まれたからには山へ通うのは暗黙の掟であるかのように、長男、二男を山へ連れ出した。山では荷をわかちあい、目的地まで頑張らなければ、家族はその日を終えられない、という気持ちで、みんなで歩き通した。
 荷を分かち合い、悪天や高度障害などのアクシデントも力を合わせて越えてきた。

 たぶん兄弟は、ある年齢の時点で、「こんな思いをして山に登っている家族は、実は世の中ですごく少ないケース」であることに気づいたに違いない。
 それでも親に付き合って、時々は山へ行ってくれた。

 子どものときとはちがって、彼もこれからは、自分なりの山との付き合いを始める。情報源として、ヤマレコも紹介してやった。
 いままでの体験と記録を励みにして、これからは自分たちの山登りで、自力の経験を積み、思い出を重ねてほしいと思う。

 (二男の小さかったころの記録のいくつかは、私のヤマレコ日記の「家族の山行」にアップしています。私のHPにも他の記録があります。)
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コメント

RE: 再び山に向かい出した二男の場合
こんばんはtanigawaさん

私の次男(29歳)は、私が昔ダイビングをしていた関係か(息子をダイビングに連れて行ったことはなかったですが)、沖縄石垣島でダイビングインストラクラーをしています

私のヤマレコ記録をたまに見ているようで、石垣島の最高峰526m(沖縄県最高峰)に登ったとメールをくれました
2012/11/28 23:04
RE: 再び山に向かい出した二男の場合
こんばんは、tanigawa様

御子息、とても良い出会いがあったようですね

家族でお山歩きを初めてからは、平地では得られない家族関係が出来たように思います。
やんごとなき方々が家族で登山をする気持ちが何となく分かる気がする、といったら失礼かもしれませんけれども。

>実は世の中ですごく少ないケース

大変的を得たご指摘です。
家族山行する世帯がそれなりにあれば子連れで入会できる山岳会が存在するのだろうな、としばしば考えてしまいます。
また、子連れファミリー向けのハイキングツアーはありますけれども、その先が無い・・・。
子連れで北ア縦走するには何が必要なのか、本チャン未経験な私のような素人にとってヤマレコの存在は非常にありがたいものです。(危険でもある)
2012/11/29 0:03
RE: 再び山に向かい出した二男の場合
 divyasu21さんは、ダイビングもやってたんですね。
 息子さんがインストラクターにまでなられたのは、どこかに時を超えて刷り込まれた記憶があったのか、親の写真などを見てそれが無意識に支えてくれたのか。

 とすれば、山の楽しみもいずれ体験することになるでしょうから、これからも楽しみですね。
2012/11/29 5:59
RE: 再び山に向かい出した二男の場合
 1955さん、息子が山に向かいだしたのは、いまの時期によくある、山女子につられて、というケースの一つかもしれません。何がきっかけでも、山への気持ちが今度は自力でわきだしてきたのは、いいことです。

>子連れで北ア縦走するには何が必要なのか

 子どもが小さい時期には、歩く距離が半端でないし荷物もあり、元気な気持ちの持続のためには、普段の家での生活で、家族の一員として協力しあってきたことが、効いてきたかもしれません。
 とにかく共働きの我が家は、全員が力を合わせないと、何事もすすまないですから。

 逆に山での体験が、下界での本人の自信にもなったかも。

 山ではほめまくるのと、行き違う登山者にもほめまくられるのとが、子どもたちには励みになったようでした。

 これらすべてのことは、ある時期に、まったく別の家族のスタイルもあることを知り、人はみんなが山へ登るわけでもないことを知り、それまでの自分に客観的に向き合いだすこともあったのだと思います。

 
2012/11/29 6:22
RE: 再び山に向かい出した二男の場合
こんにちは!
tanigawaさん

息子さんによい出合いがあり再び山へ向かうようになったこと、素敵ですね。

”他の家族は普通、山へは向かわない”ということは我が家の子ども達も気がついてきています。
特に長男は野球を始めたことで、山歩きもスキーも一時お休み状態(特別な休みには連れて行くこともありますが)となっています。
長男には「山もスキーもいつでも君を待っているよ。いつ再開しても良いんだよ。」とは言っています。
それが彼にとって支えにもなっているような気がしますね。
今は野球メインですが、少し”山の楽しさ、気持ちよさ”がわかりはじめてもいるようです。
きっと、いつか、山に戻ってくる(スキーも含めてですが)と思っています。

今、山で褒めまくられて楽しいのが次男のようです。
山行きたい!とせがまれていますが、さすがにそろそろ冬山なので、お休みです。coldsweats01
2012/11/29 9:45
RE: 再び山に向かい出した二男の場合
akagera02といいます。うちも自分を含めヤマギョウ始めたばかりです。将来こんなふうになってくれたらいいなと思います。羨ましい!
2012/11/29 10:14
RE: 再び山に向かい出した二男の場合
 mitugasiwaさんちでは、

>”他の家族は普通、山へは向かわない”

 ことを、感づき出した時期なんですね。
 それでも、山で泊まり、とびきりのおやつを食べ、尾根をたどる爽快感など、いろんな山の楽しみを、子どもなりに楽しめていると思います。

 関東・甲信越地域では、山に上がると子どもには、賛辞と激励の嵐! 本人には大き目のザックを担いでいても「ボク、いっぱい担いでえらいね!」の一言で足並みを加速し、その後20分くらいは持続します。
 くじける前にまた登山者から温かい声がかかる。

 「あそこまで行ったら、今度は果物を食べようね!」などとカミさんの声がかかると、また加速。

 少し世間が見え出して、いろんなことに勘づきだしてからも、よく付き合ってくれたと思います。

>いつか、山に戻ってくる(スキーも含めてですが)と思っています

 成長とともに山への興味も広がってくるので、ひそかに期待して、いまを見守ってあげてください。
2012/11/29 13:04
RE: 再び山に向かい出した二男の場合
 akagera02さん、初めまして。

 子どものころは付き合ってくれても、本人のやりたいことが出てくると、その先は成り行き次第なのかも知れません。
 でも、登山で自分の一つのよりどころができてくれたとしたら、それだけでも良かったと思います。

 高校2年のときからいっしょだった彼女は、とても純な、やさしい女性で、親としてはともかくありがたいことです。
2012/11/29 13:02
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