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私の山行形態に合わせて、濡れた場合でも保温性が維持できることと、小さくたため携行しやすいことを優先し、3季用のポリゴンネスト6×4です。
一般に、シュラフは保温材として羽毛や化繊の綿を使い、厚みをもたせて保温するのが基本です。しかしこのシュラフは、綿を使わず、しわくちゃのポリエステルのシートを数層重ねて、空気層を重ねた状態にして、厚みをを持たせています。
そのため、濡れにくく、濡れても断熱層が維持されやすい、とのこと。
保温材では羽毛がとても優秀ですが、羽毛は濡れるとしぼみ、また羽毛の偏りなどで熱が逃げる箇所ができやすい。その弱点が、ポリゴンネストでは改善されるという説明です。
濡れる場面、連泊する場面などでは、頼りになってくれると思います。
心配したのは、シートを重ねた構造なので、背中や腰の体重がかかる部分で、違和感がないかということでした。板敷きのところで入ってみると、感触は通常の重い化繊綿のシュラフの方が、背中の当たりがなく、熱が逃げない。ポリゴンよりやや重い羽毛の3季用あたりとくらべても、ポリゴンの方が床の当たりを感じ、また熱が失われる感じがしました。綿状の保温材は、水を吸っていなければ、やはり断熱性が高いということでしょう。
この点では、ポリゴンは断熱マットが、より欠かせないということになります。
寝ごこちの点では、足の部分までジッパー開閉がなく、ジッパーはひざ下あたりまでです。ポリゴンのこのタイプでは、ジッパーを下から開けると膝から下をシュラフの下に出せるので、暑いときの蒸れ防止にはなります。
しかし、他のシュラフのように、足先だけをジッパーで開閉して、微妙に温度調節し、ムレを避けるという方法は、取れません。
羽毛との比較では、
保温性はほぼ同等。
濡れなどハードな条件でも、保温性が落ちにくい。
保管は大型の保管袋が不要で、また化繊シートのため経年劣化が避けられやすい。
テントはもちろん山小屋などで使う場合でも、薄くともマットレスが必須。
防水シュラフカバーは、ハードな条件でなければ、不要。
・・・ということでしょうか。
使用可能下限温度:0℃。
身長185cmまで。
収納サイズ:Φ15.5cm×29cm。
重量 610g
写真は、プレゼントに喜ぶ私と、ポリゴンでさっそく遊ぶ孫たちです。
これで山の夜は快適度があがりそう。
いつのときでも、新しい装備はうれしいですね。
ポリゴンネストの一番高いやつを買って、一冬過ごしたのですが、そういうことでしたか。接地面が凄く寒くて、先週の残雪期でさえ冷え冷えしていました。僕のマットは20年使っているぺちゃんこのお風呂マットだったので、最近厚さ12ミリのウレタンマットに換えたのです。登山用ではないこのマットがあまり断熱してないようでした。
濡れ易いこの残雪期も、羽毛のように防水パッキングせず、そのまんまザックの底に入れてました。山頂アタックの日も雪のイグルー内に転がして行き、わざと濡らして使いましたが、その辺は羽毛より楽でしたね。接地部以外は暖かかったです。
ところで僕も今年は切りのいい誕生日でしたよ。5月5日。プレゼントはもらいませんでしたが、念願のピークをもらいました。
よねやまさんも、切りのいい年代になったということは、私とちょうど10年ちがいということですね。手ごわい北の山は、踏破するにはこの時期ならではのルートだったんでしょうね。自分で手にしたいいプレゼントだったと想像します。
雪の上で寝る場合は、保温性能が高いこのシュラフでも、マットレスはしっかり厚みがないと、ポリゴンの場合は性能が生かせないということですね。半面、イグル―などでの濡れ対策では、利がある。万能は求めがたいので、登り方と条件に合わせて判断していこうと思います。
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