表銀座〜槍穂縦走
- GPS
- 77:28
- 距離
- 42.6km
- 登り
- 3,650m
- 下り
- 3,590m
コースタイム
穂高駅駐車場(6:18)→ 中房温泉(7:35/7:47)→ 第一ベンチ(8:15/8:25)→ 合戦小屋(10:10/10:30)→ 燕山荘(11:20/12:05)→
▲燕岳(12:28/12:35)→ 燕山荘(12:50/12:58)→ 大下りの頭(13:41/13:49)→ 分岐(15:15/15:22)→ 大天荘(15:50)
2日目(9月7日)
大天荘(6:30)→ 大天井ヒュッテ(6:55)→ ▲西岳山頂(8:40/8:50)→ 西岳ヒュッテ(8:55)→ 水俣乗越(10:12/10/26)→
ヒュッテ大槍(11:55/12:05)→ 槍ヶ岳山荘(12:50)→ ▲槍ヶ岳(往復1時間)
3日目(9月8日)
槍ヶ岳山荘(6:30)→ ▲中岳(7:20)→ ▲南岳小屋(8:30/9:05)→ 長谷川ピーク(10:25)→ ▲北穂高岳山荘(11:45/12:30)→
穂高岳山荘(14:47)→ ▲奧穂高岳(往復1時間)
4日目(9月9日)
穂高岳山荘(7:10)→ 涸沢ヒュッテ(8:24/8:36)→ 本谷(9:26)→ 横尾山荘(10:09/10:38)→ 徳澤園(11:20/)→
上高地かっぱ橋(13:15/14:00)→ 新島々駅(15:05/15:25)→ 松本駅(15:54/16:00)→ 穂高駅(16:28)
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りは、上高地〜松本〜穂高駅と乗り継いで帰ってきました。 |
写真
感想
★中房温泉〜燕岳
北アルプス三大急登の一つであるらしい合戦尾根。それほどでもないというネット上の情報、果たして、あっけなかったです。笠新道とかはかなり辛かったけど、ここはそれほどでもないです。この日は尾根のこっち側はガスっていて眺望などは皆無。ただひたすら先を目指しました。合戦小屋、スイカで有名ですが、それほど暑くなかったし、全然食べる気なかったけど、やはり皆さん食べてるのを見ると食べたくなってしまい、そんな私のためのハーフカット、四百円也。
燕山荘の稜線に出ると、向こう側(湯俣側)は、ガスがとれてます。しかし、遙か槍ヶ岳方面は、雲におおわれてました。
★燕山荘〜大天井岳
右手に槍ヶ岳方面を見ながら歩きます。槍の稜線は見えるのだが、穂先はなかなか顔を出してくれません。途中の砂礫帯にコマクサ発見。もう枯れ気味でした。
本日の幕営地、大天荘。稜線上にあるので景色はいいのだが、この日はものすごい風でテントを張るにも一苦労。手がかじかんで体の震えは止まらないし、夏山気分できたことをものすごく後悔。ニット帽とダウンジャケットが欲しかった。ズボンも夏用のペラペラ素材。なんとかテント内を整理して、クルックスのまま、頂上へ。誰もすれ違わず頂上も独占したけど、何より寒い。このころになると雲もすっかりとれて槍から穂高からすっかり見えました。
★大天荘〜槍ヶ岳
強風の中テントを撤収して出発。西岳までは、それほどアップダウンもなく前方に槍を見ながらの爽快な縦走路。途中猿に遭遇。少し怖かったけど、近づいてくる様子なし。
西岳から水俣乗越までぐぐんと下ります。はしごやらあったけど、落ち着いていきましょう。水俣乗越から北鎌沢のほうへトレースが付いてました。いつかは北鎌チャレンジしたいです。ここからはまた登り返します。ゆっくり歩いてヒュッテ大槍へ。ここまで来るとどどーんと槍ヶ岳が目前へ。槍ヶ岳山荘のテン場も強風が吹き荒れてました。テント内で少し休み、槍ヶ岳へ。さすがにこの時期はゆっくり頂上に居られました。夏のハイシーズンだったらここまでゆっくりできないかも?降りて山荘で缶ビール。生もあったけど経済問題から缶をやむなく選択。今日も寒いのでビールはなしと思っていたけど、ついつい飲んでしまいますね。
★槍穂縦走
さあ今回のハイライト。実は昨日途中からご一緒した人に誘われて翌日はジャンダルムに行く予定だったので、この時点ではハイライトは明日。今日はほんの肩慣らし。でも、念願の槍穂縦走です。どれだけドキドキできるかな?南だけでストックを仕舞い、大キレットです。下り始めは、ガラ場で下に石を落とさないよう細心の注意でおります。自分が落ちるのも怖いけど、落石させるのも同じくらい怖いです。なんとかガラ場を過ぎ、あとは鎖、はしごで慎重に下れば無問題。長谷川ピークを過ぎると、飛騨泣きですが、飛騨泣きとはどこにも書いてないので、かえって本を見るまでどこが飛騨泣きかわかりませんでした。このへんになるともう手足全身を使って登るのでとても楽しかったです。(朝このへんをヘリが飛んでいましたがどうやら一人落ちたらしいです、即死という話でしたがあとから聞いたら自立歩行できるくらいの怪我だったらしいです。)あと北穂直下の最後の上りのところにザックがぽつんとおいてありました。あれは何だったんでしょう?
北穂の小屋で味噌ラーメン、ここで明日ジャンダルムに行くという3人の方と知り合い、あと一人槍ヶ岳のテン場で知り合った若者、計6人の即席ジャンダルムパーティ結成です。
北穂を過ぎてもなかなか奥穂高が近づいてきません。最低鞍部から涸沢岳がドドンと行く手を阻んでいます。この時間になってくると、体力的にも精神的にもだれてきて、事故が起り易くなるのではないでしょうか?槍穂は、部分的な難易度に加えて、一番の危険はこの長さにあると思いました。絶叫ジェットコースターの長すぎる下り。「もうイイよ充分楽しんだから」
穂高岳山荘について、天気予報を確かめるとなんと、朝から雷雨だそうです。ということでこの時点で翌日のジャンダルムはおジャンになりました。一人じゃ行く気しないし、またチャンスは巡ってくるのでしょうかね?
★下山
朝から雨です。昨日知り合った若者のテント、風で穴が開いて夜中に小屋に避難したそうです。風雨の中撤収して下山です。ザイテングラート、浮石がいっぱいあるので落とさないようにここも細心の注意で降りました。涸沢ヒュッテを過ぎると、樹林帯。本谷からは、平坦な道を延々と上高地へ。
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